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作文


「時雨、お昼だよ」

「……まだ寝る……」

「時雨?」

「…………、ソラっ?」

 寝返りをうつ、瞼を上げる、飛び起きる。頭がくらくらするのを抑えながら、目線を上げると。

「あ、キッチン借りたよ」

 ……信じたくないって。

 ソラが、私の水色のエプロンを着て、お盆を持って、そこにいた。

 言葉を抑えられず、口から一言飛び出した。

「……主夫?」

 飛び出した言葉は戻らず、変な空気もしばらく消えず。

 私はいたたまれなくなって布団を頭まで被った。

 

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