セオドアの作戦
戦いを文章にするのって難しい(´ ・ω・`)
6ヶ所目(1ヶ所目)
5ヶ所目で無事だった者たちも合流しており
レッドドラゴンを迎え撃つ為、入念に準備をしていた
そろそろ結界に魔力を込めるであろう時刻である
それにあわせて奴は現れるだろう
「兄さん!」
「アーロか。準備は良いか?」
セオドアは前日まで磨き上げた鎧を身に纏い静かに時を待っていた
アーロが遠くから手を振りながらやってくる
「もちろんです。魔具もばっちり準備できてます!それに兄さんもいるので大丈夫でしょう」
「あんまり期待しすぎるなよ?今まで誰も倒すことができなかったあのレッドドラゴンだ。いつものように抑え込むところまでやれればいいが…奴も本気で来るだろうからうまく行くかどうか…」
レッドドラゴンは強い
傷を与えられても再生能力がある
だから今まで何百年も戦い続けたのだ
なので倒さないまでも抑え込むまでを行い、撃退したあと各場所にて魔法の解析と解除を行う
ミアにかけられたものですぐに解除できていないのだから残された4日間でなんとかするのは無謀だ
なのでレッドドラゴンと戦い猶予を伸ばしたほうがまだ可能性がある
そして魔鉱石の完成…それがあれば鱗をレッドドラゴンへ差し出しこの戦いに終止符を打てるかもしれない
そんな一縷の望みをかけてこの戦いに挑む
「やれるだけやりましょう。あと俺の特殊能力の使いどころはどうします?」
「…大事な切り札だ。俺が合図するまでは絶対に使うな。あれは1日1回しか使えないものだろう?」
「わかりました。はぁ…俺のも兄さんみたく回数制限が無いといいのに…」
「そう言うな。お前のはかなり珍しいものだし制限無しになったら神様も怒るだろうよ」
まぁそうですけど、とため息をついた直後
急ぎ駆け寄ってきた騎士が声を張り上げる
「レッドドラゴンが来ました!!」
上空から奴が現れた
一気に緊迫した空気へと変わる
セオドアは魔法陣を展開
【共鳴、防音】
前回は指示がレッドドラゴンに筒抜けだった為
防音と組み合わせる事によって指示内容は皆に伝え
外には聞こえないよう対策を行った
「行動開始!各班指定の場所へ行け!!」
声を張り上げ指示をする
素早くレッドドラゴンを取り囲むように動く
レッドドラゴンから降り立つ前に口を開こうとする動作を見た
「魔術師部隊!魔法壁展開!」
「了解!」
複数人で展開したため広範囲で魔法壁が現れる
レッドドラゴンはいきなり火炎息吹を打ち放ってきたが難なく防ぐことができた
レッドドラゴンは地面に降り立ち睨みつける
「第一部隊!水魔法ののち氷魔法展開!足元をねらえ!!」
第一部隊は魔術師のみの編成だ
レッドドラゴンからみて右手側から猛攻撃を食らわせる
「了解!」
「大地の源 大いなる自然 女神の息吹 時にその力をふるえ 水の激流!」
前回はほとんど上級魔法を使わずにいたが出し惜しみなく使うよう指示されていた
そしてアーロも第一部隊にいる
上級魔法の中でも使える者が少ない魔法の1つを展開する
「…極寒の地 成れの果て 何色でさえも 覆い尽くす 静寂の彼方 数多の声もかき消せ
すべてを凍らせる」
【なにっ……】
レッドドラゴンの右足が下から花のように凍り始め1秒もたたずに半身が凍った
甘く見ていたのか驚いたように目を見開きもがく
【こんなもの…!】
やはりレッドドラゴンには上級魔法でさえも少しの足止めにしかならないのだろう
パキパキと氷が砕け始める音が聞こえる
「第二部隊!強化で左半身の攻撃を!第三部隊!頭上から雷魔法を!頭だけをねらえ!」
第二部隊は左手側、騎士達で編成されている
強化は剣だけではなくあらゆる物、そして身体にも使える
足を強化し飛び掛りながら太ももあたりを斬りつける者
大剣を持つ者は刃先を強化し全力で切りかかる
刃が通らないもののレッドドラゴンの注意を引きつける
レッドドラゴンがちょろちょろとまとわりつく騎士達に目を向けた瞬間、レッドドラゴンの真正面にいた第三部隊が頭上に魔法陣を展開
いくつも展開されそれはすべてレッドドラゴンの頭に狙いを定めている
魔術師の中でも精度、魔力が高い者が編成されていた
「神の雷!!」
【ガッ…】
さすがのレッドドラゴンも頭を攻撃されてはダメージが大きい
一瞬ぐらついた為セオドアがついに動く
セオドアの目の色が赤く染まりレッドドラゴンを見据える
「見極める者」
強化で足を強化
レッドドラゴンの胸から斜め下へ大きく斬りつけ
血飛沫が舞う
【ガアアアアアアア!!!】
レッドドラゴンの咆哮が響いた
アーロ「前は防音してなかったですねぇ、あの時は目は当てられたけど」
セオドア「…たまたまだな。魔法の数でゴリ押ししただけだろ」
アーロ「えぇ〜」




