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虚勢

虚勢を張るミアさん威嚇する猫みたい(=^・ω・^)


自分の鼓動がうるさいくらい聞こえる

レッドドラゴンに向き合い

ふてぶてしい態度をとりながら必死に頭を働かせる




「で?珍しく王都の近くに来ているじゃない?お散歩かしら?」



見透かすようなレッドドラゴンの眼を見つめながら

ため息まじりに挑発した

私がどうなってもラッセル様がいる

国王陛下が事態に気づきラッセル様が結界に魔力を込めてくれたら…






【ぬかせ…王都の結界がなぜだか弱くなっていてな。我のを取り返すためにきた】



「………他の宮廷魔術師達がいるから結界は問題無いわよ?」



【ククッ…実力のある者などお前の他に1人しかおらぬ。お前と2人でそこにいるなら骨が折れるが1人なら………あ?お前…もしや魔力を封じられたのか?】




急に言い当てられ身体が強張る



(ドラゴンの癖になんでそーゆーの分かるかな!)





【ハハハハハハ!これは傑作だ!!いつもいつも邪魔をしていたお前がまさかな!!!!】




レッドドラゴンの嗤う声の風圧で身体が吹き飛びそうだ

必死に踏ん張りながら魔具に手をかける

拘束具となるものがあるが数秒しか足止めにならないだろう

手元には3つ

他の魔具もあわせながら使えば…

そう考えを張り巡らせていると

レッドドラゴンはやや高度を上げた

何かするつもりか?




【邪魔されても面倒だ。お前にさらなる魔法をかけてやろう】


レッドドラゴンの前に大きな魔法陣が浮かび上がる

ミアは走った

魔力は使えず逃げられないが本能で身体が動く




魔法陣から稲妻のような光が走り

ミアを貫く



「ああああああああ!!!」




バシッという音と痛みが襲う

意識が飛びそうだが耐える


魔具とかそういう問題じゃない

思考は捨て必死に王都へ走る

国王陛下に

ラッセル様に知らせなければ

王都を守るためこの身体がどうなろうと知らせなければ…



後ろでブワッと翼を広げる音がした

王都へ向かうつもりか




(まずいっ!)




「待ちなさい………!!」




【そこで指をくわえて待っていろ!王都は終わりだ!!】



「待て…」



レッドドラゴンが加速し王都へ向かう姿を見るしかできない

身体が痛い重い

でも王都へ行くのだ









「ラッセル様…」




ミアは意識を飛ばした







レッドドラゴン、わりと魔力の流れとか分析力あり( ๑´•ω•)

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