会議
急ぎの案件の為強引に時間を作ってもらい
王太子殿下達も含めエドワードと会議の場に立った
エドワードが威厳のある声でその場にいる者へ声をかける
「皆の者、よく集まってくれた。今問題のレッドドラゴンについて会議を行う。」
エドワード、王太子殿下であるセオドア、第二王子殿下であるアーロ、サイラス、レオの5人がこの場のテーブルについている
「何か進展はあったのですか?」
セオドアがエドワードに発言する
彼は騎士団長で王族だからとその地位にいるわけではない
剣の腕前は幼少の頃より才があり
19の時に騎士団長の座についた
真面目で熱血なところはあるが冷静に状況を把握できる為
生まれながらにトップへ立つべき存在である
「レオ・ラッセルの見解だとレッドドラゴンは王都を中心に大掛かりな魔法陣を展開しようとしている。その証拠に…奴がつけた痕跡が魔法陣のベースであるペンタグラムを描こうとしている。そしておそらくその目的は結界の破壊、および鱗の奪還だろう」
ざわ、と空気が変わった
テーブルに広げられたこの国の地図を見てそれぞれ小さく声を上げる
「そうなりますと…はじめは日数がかかってますが3ヶ所目から4ヶ所目の間隔が4日になっています。ラッセル殿がレッドドラゴンの翼に負わせたダメージが回復してきているのでしょう。あまり時間がないと思われますが…」
次に発言をしたのはアーロ
まだ魔術師になったばかりだが魔力量があり
手先も器用なので指示があれば何でもこなす
サポートタイプである
「それことだが恐らく次の結界に魔力を込める日…〝スタビリティ〝を狙うだろう」
さらにざわつく
サイラスは眉間にシワを寄せ考えこむように口元に手を置いている
そして疑問をエドワードにぶつける
「しかし陛下…奴がスタビリティの日を知っているのでしょうか?この特別な日は限られた人間しか知りえません。」
「知っているかは定かではない。ただ…この日はラッセルが魔力を込める。ラッセルはそれに集中せざるおえないので戦力としてカウントできぬ。となるとその日を狙い襲撃をかけるのが得策だ。いくら結界を強化しようともこの仕掛られた魔法陣であれば内部から破壊されるだろう。奴は思った以上に狡猾…これは警戒すべきだ」
「なるほど…」
「あの…ミア殿がいますよね?彼女なら奴を抑えることができそうですが…」
恐る恐る手を上げたアーロが発言した
それを聞いたエドワードはレオを見て頷く
エドワードの代わりに口を開いた
「そのことなのですが現在ミアは戦うことができません」
「それはどういう…」
静かにテーブルの下で待機していたミアがレオの椅子に飛び乗りテーブルの上まで来る
突然の白猫の登場にセオドアとアーロが驚く
「にゃにゃ(驚かせてすいません)」
ペコリと頭を下げたミアの行動に
2人は口をパクパクさせている
エドワードとサイラスは知ってるので何も言わないがエドワードだけ和んだ顔をしている
場違いな顔にサイラスは気づかれぬよう溜息を吐いた
「彼女がミアです。魔力を使うことができない状態です。先日処罰されたハワード家の長女、オリヴィアが起こした騒動の為です」
「「ええええ…」」
ミアを触りたくて仕方がないエドワード
なぜか寒気がして身震いをするミア




