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処分

やや長め


「…というわけでこのような白猫の姿になってしまったようです」


簡潔にわかりやすくレオが報告してくれたため

ミアは横でうんうんと頷いていた



「あぁ…なるほど…特に白猫・・なのは納得だな」



エドワードはぽつりと漏らす

元々猫族で本来の姿は白の猫耳としっぽだからだろう

ミアは焦った

猫族であるのは限られた人間しか知らない




「それはどういう…?」



「シャー!!(陛下!)」



相手は国王陛下ではあるがレオには知られたくないため

必死に威嚇する



「あっと……なに、ノースは気まぐれなところもあるからな。イメージがぴったりだと思ったんだ」



「まあたしかに…」



(たしかに、ってなんですか)



すこし慌てながらも弁明

ミアの突然の威嚇に驚きつつもレオは納得する

サイラスは眉間に皺を寄せ何も言わない

ミアとサイラスは目があった

互いに頷き心の中で通じ合う



(アースキン様大変ですね…)


(うん…いつものことだ)



エドワードは立派な統治者ではあるがどこか抜けており

今のような失言をすることがあった

王妃殿下とサイラスはいつもフォローをしている

気を取り直すようエドワードはコホンと咳をした



「して………このような混乱を引き起こした原因であるオリヴィア・ハワードおよびハワード家にどのような処罰をするべきか。知らなかったとはいえ私的な宝具の使用、それにより結界維持が難しくなりレッドドラゴンの襲来…死刑にするか?」



「にゃ!?(そんなあっさり提案!?)」


軽く提案された内容に驚く



「いえ…死刑ではなく別のものにしましょう。そしてその処罰を利用し貴族を牽制すべきかと」



ミアは王城へ来る前にレオと話していた内容を思い出していた






『オリヴィア・ハワードはまず解雇。止めなかった取り巻き達も同罪。そしてハワード家だが…やつらは子爵、ノースは男爵とはいえ魔術師という身分ではノースが上司だ』


ミアはノースという姓と男爵の爵位を与えられた

子爵のほうが一つ上であるもののオリヴィアは下っ端

魔力量、仕事ぶりなど全てにおいてミアのほうが優れている

そして上司と部下という関係性もあるため反抗などあってはならない



『そこでやつらには爵位剥奪および領地の返上を行う』



『にゃにゃー!?(そこまでするんですか!?)』



男爵に格下げかと思いきやいきなり剥奪だ

罪が重すぎではないかとミアはハラハラしていた



『今回のことを考えれば妥当だ。そしてノースが結界維持を行っている事実を公表する。』



『にゃー…(えー…)』



『お前は舐められすぎなんだよ。仕事内容をあまり知られていないが故に下に見られている。それにそれだけの魔力量、魔術師としての技能、対応力もあるのに男爵だろ?』



本来は子爵か伯爵あたりと言われていたが平民上がりという負い目もありお断りをして男爵に落ち着いたのだ

そのせいであまり大したことがないと思われているフシがある



『この処罰はお前だけのためじゃない。一部の貴族共の牽制もある』



『にゃ?(牽制?)』



『最近特に貴族で問題行動が増えているんだ。平民から重い税の徴収、奴隷売買、貴族の身分において異常な嫌がらせとかな。それらはまだ摘発しておらず証拠を集めているところだから泳がせている状態だ。そして後者の嫌がらせ…今回の件が当てはまるな』



貴族はお茶会などで強かな口撃はあるが

最近は暴力や脅しなど過剰なものがあるらしい



『今回の爵位剥奪により、嫌がらせが発端でも重い処罰が下されるということ。最近の問題行動が浮き彫りになってきているので近々摘発すること。ミア・ノースが優れている魔術師であると公表し手を出したら同じ処分になる可能性が高いということを分からせる予定だ』



『にゃ(じゃあ…) 』



文字表にて質問をぶつける



『【1番重いのは死刑ですけどそこまではやらないんですよね…】…そうだな、安易に死刑では重すぎで逆に暴動が起きる可能性と国王陛下の決定を疑われる可能性がある。なので爵位剥奪が妥当なんだ。』



たしかにいきなり死刑だと国王陛下は暴君なのでは、と思われて今後にも影響しそうだ

それに表向きにはミア・ノースはすぐに元に戻ったと公表する

死刑だと重すぎる対応だ



レオは無表情な顔からすこし口角を上げる



『それにプライドが高い貴族が平民に落とされ生きていくのはある意味死刑よりもつらいかもな…?ジワジワ苦しむこの処分は他の貴族からしても恐ろしいだろう』



ニヤリと笑うレオの顔こそ悪人面だった




疲れているのかミアの名前を打つとき混ざっちゃって

ミオって打ってしまう( ´ºωº` )

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