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詩*日常から*

夜をあつめて

作者: a i o


ホットミルク/



容易く破られていく膜の 唇に感じるわずかな抵抗 きっと わたし間違っている







鳩時計/



真っ暗なリビングに響く

鳩時計の声は


静かに

押し寄せていく


硬質な月明かりの産んだ

波紋のように







掛け布団/



隙間なく覆えば

瞼の奥へ潜る

たゆたう熱の中

ここは

光も届かぬ深い水底

今宵

胎児のような

眠りにつく







おとぎばなし/



おやすみなさい

おやすみなさい


いばらに囲われたお城の天辺で

美しいお姫さまが眠ってる


だけど

健やかな寝息をたてる門番が

誰よりいっとう幸せな夢をみてる











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