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鎌倉千一夜  作者: Kamakura Betty
82/164

第82夜 ミニマリストの憂鬱

失せゆく欲、生にまつわる数多のものが途端に不要になり始めた。

食欲。肉は避けはしないが自ら選択しなくなった。野菜の食感バリエーションで十分だ。

物欲。身の回りのものが増えることに圧迫感が積る。暑寒凌げる空間のみがあれば十分だ。

性欲。条件反射は致し方ないが接触も所有も億劫、瞬時に反射現象を消滅させることは容易だ。

睡眠欲。日没3時間後に微睡、暁の鳥啼と早さを競う。

征服欲。削ぐほどに己を克服。

独占欲。あらゆることへの知足。

知識欲。量子物理学を終点とした。

怠惰欲。手を広げないから無理はない。

感楽欲。妄想以上のエンタメはない。

承認欲。微塵も。

生存欲。やり残しの減少に比例する。


では、やり残しを片付けたい欲は消滅欲を意味するのか? 100年足らずの生を散らかすことなく遂行する力が欲しい。

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