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第79夜 ビジュウの美醜
磨かずして石は輝せず
土くれ見落とされ
煌めきは奥底に潜み
鼓動を繰り返す
綺麗を備る汚濁
醜中の美
卑しくも尊い
無垢の絢爛
数多のビジュウの
幾多の色彩が
微動だにせず
御堂にて昏昏とす
眩き滑らかな
艶しく古雅な
その在処こそ
眼前の俗野なり
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『鎌倉千一夜』は打坐の邪念を言葉に乗せ露わにするものです。
朧な兆しを手繰り寄せるように、湧出するあれこれを只管留めます。
不完全、不躾、未熟、非礼…、ひとまずご容赦願います。
Kamakura Betty
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