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鎌倉千一夜  作者: Kamakura Betty
65/164

第65夜 早蛍

何故急ぐ

ゆっくり時を刻みたいのに

東勝寺橋からの水面はすっかり木々に覆われ

5月であるのにすでに初夏の陰影

君たちまで舞い始めたのでは時が進んでしまう


告げられた余命はふた月

振り返るばかりの日々 

それでも進む

記憶には音はない

君たちのようにあっちに飛び点滅する

静かに


呼べど

迎えど

念じれど

手を差し伸べれど

君たちはこちらにはやって来ない


寝着のまま

裏の滑川に出てみたものの

小糠雨に引き返す

私はこれまでとしよう

君たちまた夢で会おう

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