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鎌倉千一夜  作者: Kamakura Betty
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第51夜 夢判断の日々

覚醒 瞑想 睡眠、私たちは3つの状態で生きている。五感からインプットし続ける覚醒時間、脳内クラスターがそれらを整え続ける。瞑想、目を閉じ耳は閉じられることのない睡眠状態。完全に外界とシャットアウトしたほうが効果的な気もするが、睡眠という弛緩した無防備状態の中、せめてものセンサーの役目なのだろう。つまり爆音では覚醒に戻るが、衝撃的な夢にはそれはない。はっと飛び起きるのは自身の呻き声のせいなのだ。

 五感に関わらず脳は活動し続ける。コンピュータの記憶領域を断捨理する。デフラグメンテーションの有機版だ。覚醒時に無意識に脳にインプットされていたものが、使用領域外から引っ張り出される。例えば夢の中で出てきた見知らぬ場所は自身は見たことも行ったこともないと思うが、いつかテレビやPCのモニター画面で一瞬映し出されたのを無意識に見ていた情景だったりするはずなのだ。デジャヴもそういったものであろう。

 17.5テラバイトと言われる人間の記憶容量は

大抵の物事を全録している。それをやり過ごすかクリックして開くかで展開が変わる。意志によらずにクリックされたものが夢だ。白日夢やデジャヴだ。車が落とし穴に落ちるも、転居した廃墟に親指大の黒光りする芋虫が蠢くも、聞いたこともない町で彷徨い方角を頼りに電車に飛び乗るのも、覚醒時には考えたことも、いや、考えたくもない内容だ。

 目覚めてあまりに気になるためネットで夢判断を開く。ストレス、減退、迷走など心身の弱ったコンディションを指摘される。自分ではなかなかシュールなストーリーを生み出したと思ってはいるのだが…。

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