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第104夜 風の時代のデラシネ
全てを手放した
所有するものは何もない
陽の光を感じる
この体以外は
数多の略奪
数多の廃棄
数多の讒言
数多の絶望
稀薄な慈悲
稀薄な知足
稀薄な謙遜
稀薄な希望
全てから離れ
只々塵のように委ね舞い
それでも念ずる
宙の未来を
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『鎌倉千一夜』は打坐の邪念を言葉に乗せ露わにするものです。
朧な兆しを手繰り寄せるように、湧出するあれこれを只管留めます。
不完全、不躾、未熟、非礼…、ひとまずご容赦願います。
Kamakura Betty
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