プロローグ
ファンタジー小説です!
めっちゃ面倒くさがりなのに色々好かれる主人公爆誕だ。
ある日に俺は城に呼び出されるはめになってしまった。
何事かと慌てて登城すれば、そこには隣りの領主のバカ娘のサーラと騙されても純粋なんだかバカなのか2番目の兄貴のロリウスがいた。
そして俺の父や領内を小馬鹿にマウントをとる、隣りの領主サジャリウムが俺を見るなり鼻で笑うように、よく来たなあって感じで見てきやがった!
一瞬イラッとするも、国王の前に立つ。
国王のギオルド王は俺をみるなり、すまなそうな顔をするも。
すぐに威厳ある雰囲気を醸し出し俺に言う。
「コロクよ。其方は呼び出された理由など、あながた理解しておるだろ?」
「まあ、一応は。ですが...良いのですか? 彼等に対して私などに意見を優先しても。」
「構わぬさ。サジャリウムの主張、サーラ嬢の理由を聞くにしても。とうの本人に証言してもらったほうが確実なのでな。
それに...其方はは我がバカ息子を教養し、立派な人間にしてくれた。あと色々と聞いておるのでな。」
クククと不敵な笑いを浮かべる国王に、ああーこの人も俺と同じ人種だと思い苦笑し。面倒くさいが、ここで無駄なことなどする暇は俺にはないと一呼吸おき、国王を見てこれまでの事情や経緯、隣りの領主サジャリウムの悪行。
そして俺の兄達を誑かし献上するはずだったものの盗難。
それによって面倒くさいがもっと良いものを、わざわざ用意して献上する羽目になった物を見せる。
サジャリウムとサーラはそれを見て衝撃を浮かべた。
まあーそうだろうさ。
モンスタービートを率いるボスの核を俺が何でか倒してっぽいんだよなあ。
だからダンジョンで倒した奴と一緒に保管して仕舞ってのに、父に見つかって献上しろ! とか慌ててとし青ざめるから面倒だと思うものの親に迷惑かけるのはと、渋々持っていこうと思っていたのに盗難だし。だからもっと良いものを持って遊んでたら、アレよりも良いもの出ちゃって父は気を失う勢いで、めっちゃ問答されたんだよなあ。
とまあ一応なりには事実をそのまま伝えると。
兄貴のロリウスは目を輝いたように、さすがは我が弟って感じで見てくるものだから。
ちょっと嬉しいのもあるけど、呆れてしまう面もあった。
これ兄貴のせいだってわかってんの?
口パクで言ってやるとシュンと凹む兄貴に、困ったもんだとため息が出そうになる。
国王は静かに俺の事実の出来事を話した内容を吟味したようで、サジャリウムに本当か? と冷たい声音で問う。
サジャリウムとサーラは青ざめ適当な言葉をつらつらと嘘を述べようとしているようでもあるも。
国王に虚言など通用する訳もないのに、サーラは身体をクネクネさせ兄貴に良いよっていたのだが。
ロリウスは俺の正直な言葉で目を覚ましたのかサーラから離れる。
そして今までの態度とは変わり、昔から尊敬している口調でサーラを一瞥し、父から実は命令されて絆されたフリをしていたことや、サジャリウムが裏で悪さしている財情の証拠を国王に渡していた。
国王も白々しいほどに良くやったって感じで受け取っている様子に、理由もなく兄貴がこんなバカ娘とは思っていたよ、でもさあー他にもなーんか裏で色々動いてねえ?!
そのあとはサジャリウムが激怒し、サーラとは婚約破棄してやるとか言っていたが。
もとより恋人でもなくサーラがただ言い寄っているだけであり。こちらも承諾などしていない旨を懇切丁寧に告げれば。
サーラは青ざめて泣き演技。
あーもうー面倒くせー!
さあーどうしてやろうかな。
いままでの嫌がらせ行為の鬱憤をはらしてやろうか。
「さて実情は理解した。ここからが本題だコロクよ、貴殿はどうしたい?」
答えなどわかっていそうなものなのに問う国王の試しと俺の答えを待つ態度に面倒くせえと思いつつ。
俺は発言してやった。
最高で最悪な彼等の断罪の結末を迎える言葉を...。
読んでくださりありがとうございます。
次の話しからは幼少期で主人公を楽しめるのでお楽しみに。
明日続き書きます。