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チュートリアル・タイム~基礎編~

チャット形式で邪神たちによるチュートリアルが始まった。

電話みたいにしたらやりやすかったのではと言ったら、音声を届けるには迷宮の核(ダンジョン・コア)のスペックが不足していて無理だったと返信された。


憤怒//まず、「ダンジョン名」っていうのは現在呼ばれている名称よ!


色欲//このダンジョンは地下に広がる形になってる。で、地上は湿原地帯だからよく「沼のダンジョン」って呼ぶ人が多いけど……


嫉妬//「魔法草ダンジョン」「湿りダンジョン」色々呼ばれてるわねぇ、正式名称はないわよぉ


怠惰//…………「所有者」は説明しなくてもいいね


傲慢//「階層数」はワープや抜け道を使わずに正面攻略したときに通るフロア、「フロア数」は隠し階層も含めたフロアの総数だ


悪食//次はステータス画面の説明をするのです。所有者の名前を選択してほしいのです


「物凄く操作しづらいんだけどどうすればいいんでしょうか」


強欲//え?手をかざすだけで操作できるよ?



それを早く言ってくれ!地味に苦労したじゃないか。

わざわざタップしようと躍起になっていたのが馬鹿らしい。

手をかざして、所有者の欄の「白宮真央」を選択する。



名前:白宮真央


年齢:20


種族:人間(魔王)


性別:女


レベル:1


職業:ダンジョンマスター


職種:なし


称号:『双魔王』


スキル:『ダンジョンマスター』『邪神の恩寵』


状態:なし



へぇ、これがステータスか。ゲームのステータスとは違ってHPとかMPは書かれていないんだな。まあ、抽象的だし数字で表せるモノでもないか。


悪食//「名前」「年齢」「種族」「性別」は飛ばすのです。「レベル」から下を説明していくのです


色欲//「レベル」は魔物などを殺したり、鍛練をすると上がるんだよ


魔物()()?含みがあるな。人を殺しても入るっていうことかな?


怠惰//………上がると身体能力、魔力に上昇補正がかかるね


憤怒//「職業」は何で生計を立てているか、「職種」はどんな戦闘スタイルをとっているかよ!


なるほど、私たちはそもそも戦闘をしたことがないから職種の欄が「なし」になっているのか。


嫉妬//「称号」と「スキル」の違いを説明するのはちょっと難しいわねぇ……どっちもあまり変わらないわよぉ


色欲//強いて言うなら称号は二つ名、スキルは能力・技術っていうところかな―?


傲慢//「状態」は「毒」「麻痺」「錯乱」などの状態異常だ



強欲//そろそろダンジョンの作り方について説明していこうか


嫉妬//魔力を注げば何でもできる貴女たちだけの城よぉ


怠惰//………魔物、トラップ、何でも自由に配置できるよ


憤怒//けど、階層の増設にはまあまあ多い魔力を消費するわよ!


悪食//最初はトラップから教えるのです。《ダンジョン情報》を閉じて《ダンジョン改造》のトラップ欄を見てほしいのです


タブをトラップの項目に切り替える。

うわぁ、めっちゃ多い!落とし穴、大岩転がし……パイ投げ!?

変な罠もあるんだね………


色欲//トラップは自動式と手動式の二種類。手動式は任意で迷宮の核(ダンジョン・コア)の方から発動できるんだ


嫉妬//壊れてもしばらく時間が経てば勝手に元通りになっているわぁ


憤怒//壊されたけどすぐに起動させたいときは、一回撤去して再設置しなさい!魔力使うけどね



強欲//トラップと少し毛色が違うのが「オブジェクト」だよ


傲慢//破壊されると元に戻らない、賑やかに飾り付けるための不必要な装飾物だ


悪食//冒険者の餌にする宝物もオブジェクトに分類されるです。宝物庫から取り出せるのです


嫉妬//後で見ておいてねぇ


邪神たちが説明してくれている間に、ダンジョンの形を変えてみた。

通路と小部屋を作っただけなんだけれども。

体育館みたいなだだっ広い真四角の階層なんて、面白くないでしょ?


色欲//次は魔物かな?言うことを聞いてくれる、個性豊かで素敵な配下たちだよ!


少し長かったのでまとめると。

魔物は大きく5種類に分けられる。

亜人種、魔獣種、幻想種、魔法生物種、神種(しんしゅ)だ。


亜人種。人間に形状が最も近い種族だ。

エルフやドワーフもこの分類だが、彼らは魔物とは認識されていない。

例を挙げると、ゴブリン、オーク。


魔獣種。獣や虫、魚に似た姿をしている。

何故か植物系の魔物もここに分類される。

例を挙げると、ドラゴン、クラーケン。


幻想種。体の大部分が魔力で構成されている。

実体がないタイプも多い。

例を挙げると、レイス、ウンディーネ。


魔法生物種。人工的に作成された魔物たちだ。

よく分類が分からなかった種族もここへ放り込まれる。

例を挙げると、スライム、ゴーレム。


神種。伝説の生物が分類される。

数は少ないが、他の種より飛び抜けて強い。

例を挙げると、不死鳥(フェニックス)、死神。


同じ種類の魔物は「シリーズ」としてまとめられている。

例えばスライムシリーズだったら、ポイズンスライム、メタルスライム、ビッグスライムのようにだ。

シリーズには能力が最も高く、統率能力に優れた「キング種」「クイーン種」がいる。


嫉妬//最低限伝えなくちゃいけない基礎知識は、こんなところかしらねぇ


色欲//最後は負のエネルギーの納め方……の前にすることがあるっぽいね



《侵入者を確認しました》

 迷宮の核(ダンジョン・コア)の画面が、ダンジョン入り口の映像に突然切り替わった。


憤怒//ちょうどいいタイミングで実験台…じゃなかった、冒険者が来てくれたわね!


強欲//実践もかねて、一回やってみようか


画面には、安っぽい装備を身につけた冒険者が映し出されている。

男二人、女一人のパーティーだ。

さて、記念すべき最初のお客様だ。どうやっておもてなししようか。














































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