表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

8/9

進展、第8話だ。

幼女は可愛いけど実際の幼女は生意気だ。。。

現実逃避しよ。。。


オレは羽根を素早く動かして加速する。

きっと見えていないに違いないだろう。

その証拠に


「チッ!クソッ!見えねぇ!ちょこまかと動きやがって!」


直ぐそばを通過する攻撃もあるが、当たりはしない。

どんどん背景が素早く動いていく。

それに合わせてスキルも、、


【熟練度が一定に達しました。スキル《立体機動》を取得しました。】


【熟練度が一定に達しました。スキル《立体機動》のlvが上がりました。】


【熟練度が一定に達しました。スキル《加速》を取得しました。】


【スキル《加速》が《@#&》によって《超加速》へと派生しました。】


【スキル《超加速》が《@#&》によって固有スキル《羽撃き切り裂く者(アマノハバキリ)》へと進化しました。】


…………どんどん強化されていっているようだ。



「《闇魔法:かのものの動きを阻害する!:スロウ》!」


いつのまにか杖を構えていた青少年っぽい背丈の男が魔法を唱えた。

すると、


タツミ「ん!?」


急に体が思うように動かなくなっていった。

男が魔法を唱え続ける間にどんどん速度が落ちていく。


ーーさすがにあっちからやらないと不味いな。。。


大男の周りを飛び回っていたが、急遽変更して若い方へと加速する。


【《羽撃き切り裂く者(アマノハバキリ)》のlvが上がりました。効果に伴い、ステータスが変化します。】


途中でそんな声が頭の中で響いたと思った瞬間。

急激にぐにゃあ。と視界が歪む。

しかし、その歪みに不思議と違和感がない。

むしろ、オレが速すぎて景色が歪んでいるかのような。。



「ひっ!?」


バシュン!


オレの目?がクルクルと回転しながら落下していくモノを捉える。

まぁ、その下にある首無しの男を見れば何かは嫌でも想像がついたけど、


「なに!?」


相方の大男の方も驚きで固まってしまっている。


ーーあぁ、そんなところに突っ立っていたら、まるで飛んできてくださいとでも言っているかの様じゃないか。


そんな事を思いながら、また加速する。

今度は邪魔が消えたからもっと速いぞ?


「おわっ!?」


パン!


大男が慌てて横へ飛ぶ、と同時に大男が居た地点で乾いたーー銃を撃った時の様なーー音がする。


次は外さない。


ギュンと機動を変えてさらに加速する。


【《羽撃き切り裂く者(アマノハバキリ)》のlvが上がりました。効果により、ステータスが変化します。】


「えあ、、、??」


バシュン!


と音がして力なく大男が崩れ落ちる。


と同時に


【《魂喰らい(ソウルイーター)》の効果により、《強打》《闇魔法》《頑強》のスキルを略奪しました。】


と頭の中に声が流れる。


ま、そんなことは後にして、

幼女の元へと飛び寄る。


ミラ「ひっ!?」


警戒しているのか、ビクビクと震えて居た。


タツミ「大丈夫だ。オレは君の精霊だから、ホラ、細い線みたいなのが見えるだろ?。だから、心配しなくていい。」


クルクルと周りを飛び回ってオレと彼女を繋いでいる細い線を見せる。

すると、ビクビクとしながらも手を伸ばしてきた。

むろん、特に害はないのでおとなしく触られる。


タツミ「んー、、くすぐったいな、、、」


ちょんちょん、と手のひらの上でしばらく指で突かれていたが我慢できなくなったのか、ガバッと抱きしめられる。


ミラ「可愛い!!」


幼女特有のプニプニした肌の感触に恍惚としながらも、頑張って抜け出す。


ミラ「あっ、、、、」


タツミ「そんな残念そうな顔をするな。さっさと戻らないと両親が心配するんだろ?」


オレがそうたずねると、ハッとしたようになって、、、


ミラ「じゃあ行くよ!タツミ!」


と言って手を出してきた。

ポムッと手のひらに乗ると、そのまま頭の上に乗せられた。


ーー髪がふわふわしてて気持ちいいな。。。


ちょっぴりほんわかしながらオレ達は村へと帰った。


ーーーーーーーーー


「ミラッ!?どこいってたの!?」


ミラ(オレの契約者)のお母さんらしき人物が、家に帰ってきたミラの格好を見るなりそう心配そうに叫んだ。


ミラ「えへへ、、、ちょっとお花を摘みに行ってたら怖いおじさん達に会っちゃって、、、」


そこまで言って急に途切れた為、何事かと少し前に出て見てみると、


可愛い顔をぐちゃぐちゃにしながら泣いているミラの姿があった。


ミラ「ひぐっ、、、えぐっ、、、怖かったよぉぉぉぉ、、、」


それを優しい目で見ていたお母さんは、そっとミラを抱きしめた。


ーーーーーーーーーー


「んで、それは一体なんだい?」


お母さんが漸くミラが落ち着いた頃にそう尋ねてきた。誰に?無論オレだけど。


タツミ「あ、申し遅れました。オレはミラの守護精霊になりました。タツミと言う者です。」


パタパタと滞空しながらそう告げると、呆けた様な顔になるお母さん。

しばらく固まっていたが、突然。ガバッとミラを掴むと


「よかったじゃない!ミラ!これで帝国の学校へ行けるわよ!」


と、ミラとクルクル回転しながら喜んでいた。


えーーー。ナンデーー?





リクエスト回はまだまだ続く!


あ、受験終わったので投稿ペースが上がるかもよ?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ