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???、第6話だ。

新キャラ登場です。

前作には居なかった新規さんです。

ぜひ今後の成長をお楽しみに!



???『ハラガ、、、、ヘッタ、、、、』


暗闇の中でソレは目を覚ました。

周囲を確認しているのかぐるぐると辺りを回っている。


???『ミツケタ、、、』


食料を見つけると同時にそれを喰らいたいのいう欲求からか、ソレの人で言う口に当たる部分がニタァと笑うようにして左右に裂ける。


???『コロスッ!!!』


獲物めがけて一直線に駆け出した。


「ピギ!?」


近くで跳ねていた一本の鋭い角が生えたウサギーーーホーンラビットは近づいてきたソレにまともに反応する事なく命を落とした。


???『ウマイ、、、ウマイイィィィイ!!』


グジュ、グチャ、と硬い骨や角、毛皮までもそのまま喰らい尽くす。

強烈な飢餓感が薄まるのを感じ、喜びの狂声を上げながら、、、

そして、しばらくしてソレが移動を開始する頃には赤い水溜りだけがその場所に残っていた。


???『ミツケタ!』


素早く獲物に近づき急所ーー首ーーをバッサリと切り落とした。


「ブゴ!?」


そしてソレは豚の顔をした太った人間のような化け物、オークは相手の姿を確認できずに、その生涯を終えた。


???『タリナイ、、、モット、、、、』


しかして、ソレはまたも骨すら残さず喰いつくすが、飢餓感が薄まらないからか、行動を再開した。


???『ガァッ!!』


次に見つけた獲物には素早く近づき、背中から首を深々と切り、弱らせてから


「ガッ!?、、、クゥン、、、」


ーーー銀色体毛を持つ人間と同じ体高の狼ーーー喰らった。


グチュ、、、クチャ、、バキッ、、、ブチュ、、、


???『ウマイ、、、ウマイイイイ!』


それからしばらく、暗い森の中で縦横無尽に殺戮の限りを尽くしたソレは、長い夜が終わりを告げ、朝日が昇って来ようとした時に


???『ガ、、、、ガァ!?』


【スキル《魂喰らい(ソウルイーター)》の効果によりステータスの一部、スキルの一部を強奪しました。

lvupにより進化条件を満たしました。上位権限により強制的に進化を開始します。】


身体が変質する痛みとともに、

パタリと倒れた。



ーーーーーーーーーーーーー


???「ん?、、、ふぁ〜あ。」


オレは長い眠りから目覚めたかのような倦怠感とともに目を覚ました。

えーーーっと??

辺りを確認するも血と思しき液体がオレの周囲に広がっている状態だった。

木の幹にもべっとりと付いてるし、、


???「確か、となりのクラスから爆発音っぽい音が聞こえた事だけは覚えているけど、、、それから先が全く思い出せない。。。」


多分、いや確実に此処は地球ではないだろう。

仮に地球だったとして爆発音がしてそれから気を失ったという事だからまず痛みが無い事はあり得ない。

というか此処(森の中)に置き去りにする意味がわからない。


となると、異世界転移か、それともーーー


ここまで考えてようやく違和感を感じ、目線を下に落とした。


???「は??」


その違和感の正体はおそらくこの、宙に浮いているという状態だからだろう。

というか、無い。肝心な部分が無い。

特に身体が無い。






ーーーーーーーーーーーー



???「さて、そろそろ移動しないとまずいだろう。」


オレは辺りに漂っている生臭い匂いに顔を顰めながらそう推測した。

まあ、顔があるかどうかすら不明なんだけど。


???「目標地点は湖or川、今のオレが一体どうなっているのか、確認しなければ、、」


特に用意するものも無かったので、さっさと移動を開始した。



ーーーーーーーー


???「にしても所々に血だまりと血痕が残っているのは一体何故だ?」


しばらく真っ直ぐに進んではいるものの、生物が全くいない。

しかも所々の木には血が付いていたり地面に血だまりがあったりと、

あれから1時間ほど移動しているのにまだ見かけるってどういう事だろうか。


???「よし、大体のオレの大きさがわかった。」


自分の移動速度と景色の流れ方、血痕や血だまり木の幹等の大きさから大凡の自分の大きさを把握した。


???「で、なんでこんなに小さいんだ???」


その結果、今の自分の大きさがなんと30cmほどしか無いという事がわかった。

いや、いくらなんでもこれはおかしい。生物学的に可笑しい。

さらに言えばオレの形はほぼ球体だ。


一体どんな生物に生まれ変わったんだ、、、?


そう思いながらもオレは前えとひたすら進んだ。


ーーーーーーーーー


???「やったーー!湖だ!」


あれから更に1時間、ようやくかなり大きい湖を見つけた。

なるべく具体的に言っても直径2kmはあるぐらいとしか言えない。

ぐるっと一周してからそう結論づけた。


???「さてさて。とうとう自分の顔とご対面。」


そうワクワクしながら水面を除き込んだ。


ーーーーーーーーーーー


???「はぁ〜〜〜。。」


自分の見た目を新しくわかったのを加えて記そう。


ほぼ球体の身体。

顔は無い。

色は朱色に近い色。

半透明な羽根が生えている。


要するに、


???「よりによってウィスプか、、、」


という事である。


???「まあ、落ち込んでても仕方がないし、さっさと次に移ろう。」


さて、次のお楽しみはステータスの確認だ。

異世界か、現実かはこれで一発だろう。


???「《ステータスオープン》」


意気込んで、そう呟くと同時に


???「うわ!?」


眼前に半透明の板が現れた。

それにはこう書かれていた。


タツミ

lv1

種族:ハイウィスプ


HP200

MP3000


筋力B+

魔力C

体力D

敏捷B

運E+


スキル

鋼牙(こうが)lv5(牙を硬質化させる)

突進lv8

逃走lv6

ウィスプlv15

剣士lv5

風魔法lv3

水魔法lv2

攻撃力上昇lv6

体色変化lv--

飛行lv--

隠密lv9


固有スキル

魂喰らい(ソウルイーター)(対象のステータスの一部、スキルを一定の確率で取得できる。なお、魂破壊属性が攻撃に付与される。このスキル所持者によって殺害された対象の蘇生は不可となる。)

物理攻撃無効(種族:ウィスプの初期スキル。物理攻撃を完全に無効化する。)

MP還元(MPを消費する事で、ダメージを消費量に応じて軽減する。)




タツミ「このステータスが高いのか、低いのかは置いておいて、ステータスがわかった今、次の目標は、、、人に出会う事だろうかな。」


オレはそう感じつつスキルとステータスの欄を眺めていた。




最近受験勉強で忙しいため投稿頻度がだだ下がりしますが、容赦してくだされば幸いです。

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