少年―1
長くしようとした。
でも途中まで打ってデータが消えた。というのが2回。
だから短いです。
ご了承ください。
この世界では美しさは強さだ。
しかし強いから美しいという図式は成り立たない。
それでも人はその美しさに憧れ、努力した。だが知ることとなる。
努力しても届かないものがあると。
そんな生まれもった美しさ、それを持つ者の中でも特別な者がいた。
美少年と美少女。
美しい者は誰でも必ず美少年もしくは美少女となる。
だが人は成長する。いつまでも少年少女ではいられない。
そんな当然な、必然的なことが起こらない者がいた。
少年少女から歳をとっても少年少女のままで生きる者が。
彼等は特別な中の特別。別格だった。
彼等の力は絶対的だった。
彼等はその力を人々を助けるために使った。
人々はいつしか彼等のことを“ヒーロー”と呼んだ。
僕は美少年じゃない。ましてや美少女でもない。性別女性が違う。
ともかく僕は平凡な普通の人間だ。そして高校生。
そんな一介の学生である僕にとって休日はただの暇な日にすぎない。
朝ご飯を食べてからずっと家でだらだらとしている。
むう。だらだらしていると余計に暇だ。
どうしようか。
そうだ。本屋にでも行こう。
僕は重たい腰を上げ本屋に向かった。
さて、本屋にやって来たはいいが別段読みたい本があるわけではない。
いろんな本を読んでみようか。
じゃあまずはこれを読んでみよう。
タイトルは『吹奏楽部は運動部!』
内容は。
吹奏楽部は文化部ではない!どの部よりのも鍛え、己の肉体を高めていく!
己、部員、ライバル校、先生と激しくぶつかり合いながら自分達の目標を目指す。
青春群像劇。
とあらすじに短く書いてあった。
気になってきた。よし、読もう。
す、素晴らしい!ああ、もう自分の語彙力のなさを呪いたくなってきた。
素晴らしいでは足りないというのに適切な言葉が出てこない。
続きは買って読もう。
と思ったが、シリーズ物で結構な巻数が出ている。
この量は学生の身である僕にはきつい。やむを得なく断念することにした。
次は隣の恋愛小説でも読もうかな。
一番近いのを手に取る。
あらすじは書いてない文庫だった。タイトルは『人間×人間』。
とりあえず読んでみよう。
ぱたん。次だ次。
ファンタジーでも読もう。タイトルは『異世界更生』。
内容は人を人とも思わない最低人間が異世界に行き魔法を手にし、悪逆非道な限りを尽くし異世界を更生させる。
ふむ、気になるな。今回は清いお話でありますよーに。
おもしろい。おもしろいけど主人公に更生の兆しが一切みられない。
ここまでひどい主人公がいただなんて。
買ってみようかな。でもほかのところを見てからでも遅くないか。
一旦保留。
次は雑誌。
漫画、釣り、将棋、囲碁、競馬、…………。
種類が多い。そしてどれも高い。今日は買うのはやめとこう。お金がない。
次は何を読もうかと辺りを見渡す。
評論が目に入る。評論にしよう。
評論コーナーに足を運ぶ。どれも難しそうだ。
一通りタイトルを見て興味を持ったのが『美少年美少女論』。
僕は何を思うわけでもなくそれを手に取って読み始めた。
何故美しい者だけが力を持っているのか?
なぜその中でも美少年美少女は特別なのか?
きっとそれは私達が彼等を求めたからだろう。
怪人が現れると同時に美しい者は強さを手に入れた。
そして美少年美少女から成長しない者も出てきた。
人々が夢見るヒーローは大抵少年少女といった若者だ。壮年のおじさんといったものは稀だ。
漫画や小説でも主人公、ヒーローにあたる者はみな青少年。
美少年美少女が特別なのはもはや必然といえよう。
今の世界は我々が望んだ世界なのだ。
僕達が望んだ世界。確かにそうかもしれない。
だから彼等は“ヒーロー”と呼ばれるんだ。
おや?これ、後半は違う評論になっている。後半の方も読んでみるか。
タイトルは『異人の正体』
異人?初めて聞くな。
ページをめくり始める。
「すみません」
ふむふむ、書いてるのはさっきと同じ人か。
「あなたですよ、あなた」
さっきから誰かが誰かを呼んでいる。
声からして女性のようだ。女性の言葉を無視するなんて最低なやつだ。
「その女性を無視している最低最悪、無知にして恥さらしの根性の腐っているのは、あなたですよ」
え?と僕は声のする方を見た。
「やっとこっちを見ましたね。はじめまして。本好きなんですか?」
美女がいた。
それと僕はそこまでひどい事は思っていない!
美少女ヒーローはもうちょっと後