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傾世の暗殺者異世界に物申す  作者: 伊賀良太郎
第1章〜魔王暗殺〜
96/107

96悪vs魔王軍vs天使2

本当に申し訳ありませんでした!!!!!!!!!!

m(__)m


いや、懐かしの登場人物の為に読み返してたら何かこうなった!

こんな時間だし、来週の更新は多分無理ですご免なさい。

――――イテナ視点――――――――


「やってみると良い。俺はお前の命を奪いに来た……」


パチンッ。


俺はニヤリと笑って指を鳴らす。


ジャキ!ジャキ!ジャキ!


その瞬間、俺の10体の分身が一斉に武器を構える。濃密な殺気の雰囲気が辺りに漂ったかと思うと、分身達は一気に飛び出し、襲い掛かった。


「ぐあっ!」「ぎゃあ!」「グウッ!」


後ろに居た魔王軍兵士へと。


「キサマァ!!」


魔王は更に激怒し、小刀から伝わって来る力が爆発的に増える。押さえ切れなくなった俺はザッと飛び退く。


「当然だろう?前に虎、後ろに蟻なら後ろを選ぶのは自明の理だ。それに身代わりの能力は大体分かる。与えるダメージが同じならより与え易い方に与えるまでだ。

俺はお前の命を奪いに来た。より楽に奪う方法が有るのならば躊躇しない」


俺は仕事に矜持は持たない。使える物はそれこそ何でも使うし、容赦も、手抜きもしない。

誇りを持ってる奴なんか三流だ。必ずその矜持に足を掬われることになる。

殺し屋なんて所詮底辺の仕事だ。幾らスキルを積み重ねようが、幾ら仕事を成功させようがそこは偽ることは出来ない。

金払いは良いがな。故にその金払い分の働きは抑えたい。より楽に金を稼げるに越したことはないのだから。


「そんなことの為に……。“そんなこと”の為に私の部下を傷つけると言うのか!」


自らの命を奪われることがそんなこと、とは大した発言だ。成る程、俺とは違うな。魔王の言った通りだ。

俺は死なない。まだ、死ねない。

前言を覆す様で悪いが、俺とて仕事をする上で1つだけルールを持っている。完璧を求めること。勿論、それには“完璧な依頼遂行を見届ける自分”もまた必要だ。

お前の命を奪う前に死ぬことなど有り得ないし、有ってはならない。


「だったらどうだと言うんだ?

俺は金が欲しい。その為なら何だってしよう」


魔王暗殺……。いや、もう暗殺ですらないか。魔王殺害。報酬はユウトから貰う分の金貨も合わせて一万枚。目標金額には遠く及ばないがこれ程でかい殺しも中々無いだろう。基本前払いの依頼金を後払いにしてやっても良い位には上客だ。

今此処でそれを逃すバカは居まい。


「金、名誉、地位、下らん。実に下らん。私の部下を奪う理由の何ら足しにもならん。もう良い。口を閉じろ。不愉快だ」


部下の身代わりとしてHPがグングン減っているが、魔王にそれを気にした様子はない。


「それは卑怯な言い方だな。何を言った所で不愉快になっただろう?」


「その通りだ。どんな言い方をしようと、どんな言い分が有ろうと私は私の部下を傷つける者を許しはしない!」


確かに俺も油断が出来る様な場面ではないが、確実に追い詰めている筈だ。魔王の死は刻一刻と迫って来ている。だがその気迫には一点の陰りもなく、正しく怒りに燃えていた。


「お待たせ致しました!陛下!!」


そして状況は流転する。俺が天使、魔王相手にどう時間を稼ごうかと思案していた横を物凄いスピードで何かが通り抜けた。

そして俺の横を駆け抜けた何かは魔王に対して膝をつく。


「近衛隊七宝銀、ハウンド!陛下の御前にただ今参上致しました!」


オールバックにした銀髪の青年が人懐っこい顔に緊張の面持ちをして自らの主の言葉を待つ。


「犬!遅いぞ!」


魔王はそう言って叱責するが、ドンパチが始まってまだ数分も立ってない。十分速いと言えるだろう。


「ハッ!申し訳ありません!」


更に青年が深く頭を下げて謝ると、魔王は即座に手を払って謝罪を不要とする。


「謝罪は後だ、兎も角無能共を下がらせろ、邪魔……」


魔王がそう言い掛けた所でゴバン、という凄まじい音がして半開きだった扉が壁ごと吹き飛ばされる。


ズバンッ!ズバンッ!


俺が驚いて振り返ると、そこには既に真っ二つにされた分身2体の死体が……。


「陛下が副官、ロレック!ただ今参上致しました!」


「同じく四天王、テセト。魔王様の下に現着しました。戦場の習いにて膝付きは無礼講に願います」


2人ともそれぞれ分身を切ったのだろう。剣を鞘にしまいながらそう声を張り上げる。

成る程、援軍第2波か。先程までの雑兵とは違い、分身がやられる位には強い。恐らく魔王軍における主力部隊だろう。


「丁度良い!そこのグズ共を此処に近付けさせるな!」


「「ハッ!」」


放っておけば更に続々と援軍が到着するだろう。これは時間を掛ければ掛ける程に難しくなるな。先程までは雑兵を攻撃して魔王が死ぬまでの時間を稼ごうという腹だったが、こんなに援軍が早いとは計算外だ。これで時間を掛けていれば更に援軍が押し寄せる。更にあの新たに来た2人は相当な手練れだ。もたもたしていればあっという間に分身という盾が削られてしまうだろう。

短期決戦で魔王をなるべく早く仕留める必要があるな。


「全く目障りな者共がウジャウジャと……!ユーピル様の名の下に殲滅させて貰いましょう!」


その現状に焦れたのは俺だけではなかった。天使は綺麗な顔を醜く歪めてそう叫ぶと掌に魔力を集中させる。

天使か、そう言えばすっかり忘れていた。俺にとってただの障害だ。頭に留めおく必要も無かったしな。魔王軍と俺の両名にとって邪魔にしかならん。口出ししてこない方が楽では有ったがこうなると対処せざるを得ない。


「≪ホーリーインペリアルブロウ≫!」


甲高い音が鳴ったかと思うと、天使の掌が光り、部屋全体が光で埋め尽くされる。いや、違った。部屋を埋め尽くす程の巨大な真っ白いビームが此方に向かって放たれた。

成る程、以前にこれと似た魔法を見たことがあるな。だがその時の魔法とは威力と質量が桁違いだ。


「『邪悪なる帝撃』」


此方も黒いビームを放つが、焼け石に水でしかない。

鎧袖一触に散らされ、何の効果もない。迫る白い光の危機を避ける為に俺は瞬間移動で一番安全な天使の後ろに逃げると、此方に射線が向かないように隠身を発動させておく。

白い光の射線上に居た魔王は1歩たりとも引かずに迫り来る白い光を見据える。


「『支配権の奪取』!フンッ!」


魔王は打ち出された白い光に向かって右腕を突き出すとそう叫び、突き出した右腕を天に向かって突き上げる。

すると白い光はその腕を追う様にベクトルを変えると天井を突き破って空へと消える。その穴はかなり巨大であり、ビームの威力が知れる。


「陛下!!その技は陛下の御寿命を……!」


魔王を守る様に立って居たハウンドが恨みがましそうな顔で魔王を見るが、魔王は鬱陶しそうに制す。

「今は死の危機だ。余生が何だと言っている場合ではない。失なったモノを後悔するのは全てが終わった時で良い」


「しかし!」


尚も言い募ろうとするハウンドを手で制すると険のある言葉で低く告げる。


「気を引き締めろ。次が来るぞ」


「まさか……弾かれた?ユーピル様より頂いた私の力が……。いや、力の差は歴然、何かカラクリがある筈……」


その光景にショックを受けたのか天使は目を丸くすると即座に次弾を撃とうと構える。

視野狭窄だな。幾ら隠れているとは言え、後ろに逃げた俺に気付きもしないとはな。


「陛下ぁ!!今そちらに!!」


ロレックと名乗った副官が危機を察知したのか、声を張り上げ、此方に向かって走って来る。


「≪ホーリーインペリアルブロウ≫!」


しかし、無情にも白い光のビームは放たれ、副官のスピードでは全く間に合いそうに無い。誰もが魔王が粉々の塵となる未来を想像した。


「筋力強化3、4」


副官がその言葉を呟いた時、その未来は変わる。

突如爆発的に速力が上がった副官がそのスピードをもって走破し、魔王とそれを守った格好のハウンドの前に出る。ロレックの為に特別に仕立てられた細身の甲冑。それに包まれていない頭部を守る為に頭部を腕をクロスさせて守る格好をする。


「そのまま纏めて消えなさい!」


だがそれが精一杯。天使が叫ぶと同時に時間が来て、巨大な真っ白い光がロレックを呑み込む。


チュイイイン!!


何かが削られる様な凄まじい音がして、甲冑の障害によって幾本かに別れた白いビームの射線は魔王より外れ、四方八方に飛び散って行った。


「ロレック!!」


長い様で短い魔法の発動時間が終わると、耐えきれなかったのか、魔王が叫ぶ。


「御怪我は御座いませんか!陛下ぁ!!」


白い光から解放されたロレックは剥き出しだった端正な顔が少々煤けているが、それ以外は特に怪我はしていない様だ。むしろ後ろに居た魔王のことを心配している。


「バカなッ!!ユーピル様より頂いた私の魔法を真正面から食らって無事など……」


2度に渡って防がれた天使は瞠目する。その様子に魔王の無事を確認したロレックはホッとした顔から満足気な顔に変化する。


「流石は開発部だ。魔力分解鎧。まさかアレほどふざけた魔法の威力でも傷1つ付いて居ないとは……。被検体ダルクを切り刻んだだけのことはある」


軽やかに2度3度甲冑を撫でると魔人族の有能さに暫し恍惚とし、直ぐに思考を戦闘用に切り替える。

そのまま腰に差した細身の剣の束に手を掛けと引き抜いた。


「黒雨改、解放。『墨染めの矛』」


ブチュルブチュル!!


そんな不穏な音が響いたかと思うと鞘から不定形の何かが引きずり出されて行く。

その感触を確かめると副官は未だ自らの魔法が効かなかった事に動揺を隠せない天使に向かって飛び掛かる。


「止めろロレック!」


魔王がそう叫ぶが、もう遅い。既に2人の戦いの火蓋は切って落とされており、待ったを掛けることは出来ない。

ブチュルと蠢く不気味な刀身の付いた束を逆袈裟に薙ぐと、その刀身はまるで先が千に割れたムチの様な動きで天使に襲い掛かる。天使はその膨大な攻撃手数に全てを避けることが出来ず、幾筋かの黒い線を食らう。


ガキンガキン!


しかし、隔絶した能力差の為に大したダメージは入らない。それに気付いた天使は、そのムチを一切避ける様なことはせず攻撃のみに集中する。

その攻撃は何処と無くチグハグだった。技術や体捌きは完璧に近いのだが、狙いが的外れだ。

原因の推測は可能だ。恐らくスキルだろう。天使は優れたスキルを持っては居たが、自らの感覚がそれに追い付いて居ない。この違和感はそういうことなのだろう。だがそれは一応隙だとは言えるが、本質的には問題ない。そもそもが肉体能力が違いすぎる。防御無視で攻撃を繰り返していればいつかは当たる。それが相手の最後の時だ。

そしてロレックにもその最後の時は近付いている。徐々に押し込まれて行き、防御に徹する為に段々と動きが小さく、硬くなっていく。


「しつこい!これで終わりです!」


小さく振りかぶった拳は致死の一撃。そしてムチを放ったばかりのロレックには避ける術はない。


「私の主は陛下御一人!!私達は今度こそ主を守る!!どんな手を使っても!!何を差し出しても!!陛下の未来に幸あれ!!陛下万歳!!」


小さな拳が振り下ろされる間に早口でそう言い切るとロレックは目を閉じる。それは生を諦めた者の顔であり、起伏の無い安らかな顔だった。

そこに断罪の拳はロレックを捉え……。


「さ!せ!る!ものかぁー!!」


魔王は疾走しながら大音声で叫ぶ。


「『支配権の強奪』」


大きく弓なりに身体を反らせ、大上段の一撃を食らわせる。そうして天使を吹き飛ばした。


ガラガラガシャーン!


俺の横を吹き飛びながら天使はベッドに激突し、凄まじい衝突音が響く。危ないだろうが。もう少し人の居ない所に吹き飛ばせ。


「へ、陛下!そのお力は陛下の御命を……!」


ロレックは気遣わし気に魔王の様子を窺うが、魔王は天使が吹き飛んだ方向を一睨みすると、ロレックの方へと向き直りその胸ぐらを掴む。魔王はぶちギレていた。


「このグズがぁぁあああ!!貴様は最高の無能だ!!トンでもない脳足りんだ!!ふざけるな!!」


胸ぐらを揺さぶりながら怒鳴り付ける魔王。俺に怒った時よりも怒っているかも知れない。


「は、ハッ!これは申し訳ありません!大切な陛下の御命を危険に晒し、あまつさえ御寿命を!死んで……」


死んで御詫びを、と言い掛けたロレックを魔王は遮る様に大喝する。


「違う!!」


「は?しかし!」


更に言い募ろうとするロレックだが、魔王はそのことに関して一切の聞く耳を持たない。


「“そんなこと”はどうでも良い!ロレック!私の野望は何だ!?言ってみろ!!」


「ハッ!全種族の融和、そして誰の命の脅かされることのない世界であります!ですから私はその理想の為に命を賭けて……」


「だから貴様は無能だと言うんだ!!生きてその理想を見届けるのだろう!?貴様も!!」


「生きて……」


「そうだ!!生きてだ!!動物も、植物も、魔物も、魔人も、人間も、亜人も、支配し尽くす!!私は全てを支配する支配者ドミネーターとなる!!生まれなど、育ちなど関係ない。そんな魔王様の理想とした世界を創り上げるのだ!!

貴様はそれを最後まで見届ける義務がある!!貴様だけではない!!私の後ろに居る夢さえ見れぬ無能共、望む物の為に行動できぬ愚図共は、私が全員纏めて未来へと連れていく!!

分かったらしかと付いて来い!!無能が!!」


「ハッ!」


ロレックは膝をつき、最高の敬意を持って魔王の言葉を迎える。


シュルルン。


ロレックの後ろの方から納刀する音が聞こえると、続いてテセトの声も追い掛けて来る。


「魔王様。侵入者、あの人以外全て排除完了しました。魔力体でしたので全て殺しましたが」


おや、もう俺の盾は全滅したか……。案外早かったな……。これは不味い……。


「テセト!!貴様……。陛下のことは陛下と御呼びしろと何度も言っているだろうが!!」


ロレックは膝をつきながら未だ立って歩いてくるテセトを睨み付けるが、魔王はそれを手で制する。


「良い。それより天使がもう直ぐ起きるだろう。むしろ今まで起きてこなかったのが不思議な位だ。余程戦闘に慣れていないと見える」


「ハッ!」


返事と共に立ち上がり、さっと戦闘体制に移行するロレック。それを含めた魔王軍全員に魔王は話し掛ける。


「勝つぞ。私には理想の為にやるべきことが沢山ある。こんな所で遊んでいる暇など無い」


「「「ハッ!」」」


「もし死んだら魔王権限で死後の世界までもっかい殺しに行ってやる。私の手を煩わせるなよ?無能共が」


「「「ハッ!」」」


魔王軍が頷いたと同時にベッドであった残骸が崩れ、中から天使が這い出て来る。


「良くも私をこの様な目に……!下等生物共がぁ!!」


神聖な顔に似合わぬ怒りの表情を張り付け、射殺さんばかりに睨む。

ヒュオ、という音がして、かなりあった筈の距離が一瞬で縮まる。


「一番槍!このハウンドが頂きます!神速の剣舞をご覧あれ!」


そう言って目にも止まらぬ速さで天使に切り付けて行く。


「ロレック。隙を見てアレに抱き付け」


「ハッ!」


魔王がそう命じるとロレックは疑問の表情を浮かべながら命令を受ける。

残りの3人はハウンドの居る戦線に行くと、一斉に攻撃し出す。


「ええい!ちょこまかと鬱陶しい!」


天使は、蚊に刺され続ける様な感覚に苛立ち、防御無視でハウンドに向かって殴り付ける。


「チッ!≪身代わり≫!」


魔王は慌ててスキルを掛け直し、ハウンドに行く筈のダメージを肩代わりする。ステータスで見てみれば俺が削ったことも有ってHPはもう直ぐ0になるだろう。


「ぐあっ!」


衝撃と痛みは肩代わり出来なかったのか、ハウンドは痛みの声を上げながら吹っ飛んで行く。


「攻撃を受けるな!陛下のご負担になる!!」


ロレックが叫ぶ。そのあまりにも少ない魔王のHP残量を気にしたのか早く勝負を着けようと魔王の言われた通り抱き付こうとする。


「そっちじゃない!!右に飛んで!」


テセトの声が聞こえたのか、直前で飛び掛かる方向を変えるロレック。そうして、ロレックを避けようとして右に飛んだ天使に抱き付くことに成功する。


「ア゛ア゛ア゛ア゛!!」


その凄まじい痛みに天使がとても喉から出たとは思えないつんざく様な悲鳴を上げ、魔王がロレックを称賛する。


「良く動きを止めたロレック!!少し下がっていろ!!」


「ハッ!」


ロレックが離れ、グラリと揺れた天使の体に魔王は渾身の一撃を見舞う。


「『支配権の強奪』!」


「カハッ!」


鳩尾を打ち上げる様に叩き込まれた一撃に天使は一瞬浮き上がり、直ぐに崩れ落ちた。


「カヒュ……。カヒュ……。あれ?呼吸が上手く……」


天使は拳によって強制的に排出された空気を吸おうと口をパクパクと開けるが、上手く空気が入ってこない。


「さっき食らった時に気付かなかったのか?呆れるな。私は対象を殴ることで寿命と引き換えに支配を奪うことが出来る。奪取なら15秒。強奪なら30秒だ。もう逃れることは出来ん」


魔王は天使の顎を蹴り上げ、無理矢理立たせると、ニヤリと笑い、滅茶苦茶に殴り付ける。全てに支配権の奪取を使いながら。


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!


「天使ぃ!!自らの意志を持たない弱き種族よ!!褒美だ!私の寿命いのちをくれてやる!!好きなだけ持っていくと良い!代わりに我が軍に手を出したことの償いに命を差し出せ!!」


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!


「ガガガガ……」


「魔王様、そして私の理想の礎となれ!!」


順調にHPは削れ、後2、3発入れば勝てる。そんな瞬間だった。違和感を覚えたのか魔王は自らの腹部を見る。

そこには、剣が生えていた……。


「カハッ!」


魔王を貫いた刀は天使をも貫通し、俺の手に握られている。死んだ天使の頭を魔法で吹き飛ばすと、血が降り注ぐ最中魔王に笑い掛けてやる。


「ならば遠慮なく全て貰ってやろう。何、元々こんな奴(天使)にくれてやろうとした命だ。俺が貰ってしまっても構わんだろう?」


魔王はその場に崩れ落ちた……。


「陛下ァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」



きったねぇ!

イテナさんこの上無くきたねぇな。

この物語の主人公はイテナさんですので悪しからず。


後書いてる途中思ったんだけど魔王様急に元自民党議員みたいになったなぁ。


「このグズー!!」

「違うだろーー!」


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