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帝国の栄華  作者: ロンメル
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ロンドンでの会議初日には塚本、宮本、俺、大塚、佐藤のビッグファイブの会談だった。宮本、俺の意見は常に一致しており足並みの整わなかった伊仏を押しまくった。結果として三月には会議が終わった。殆ど史実通りだが潜水艦と空母の制限は設置されなかった。その為俺は建造計画をスタートさせた。そのまま四月一日に日独英三国対共産共同宣言、同月二十日には日独英三国対共産同盟締結へと話は進んだ。史実みたいなドロドロした外交がなくて本当に助かる。翌年起こるはずの満州事変は今年四月に発動され、イギリスとドイツが世界世論を纏めあげて逆に中華民国が国連を追い出されて満州国が認められた。スパイ機関である日本中央情報局が設立され、各地の油田も順調に開発が進められた。俺は知らなかったが調べると満州の油田は重油質でガソリンにしにくいらしい。アメリカ製の精油機器を国産化しているもののまだ満州に二基、本土に一基しかなく精油効率も悪い。その為インドネシアを本格的に取りガソリンを手に入れようと思ったが何と言っても近代化が進んでいない。如何にオランダの植民地駐屯部隊が弱いと言ってもこれではあれだしまだ恐慌も脱出出来ていない。それに戦車の製造技術も学ばせときたい今としては国内世論の統一と世界に反共産主義を巻き起こしてソ連を孤立させる事がメインの仕事となっている。秋草を中将に特進させ日本中央情報局の局長とした。これらの支部はハルビンや新京、ソウルに設置されて、東京の本部が全ての情報を握っていた。続いて軍制改革の一環として海軍陸戦隊をベースに海兵隊を設立した。史実では三年後の1933年に起工される神州丸だが、これに関して俺は設計に口を出した。先ず全通飛行甲板の装備、これは後のヘリコプター搭載時の揚陸艦として使うためである。全通飛行甲板にエセックス級の設計図と共に持ってきたH4カタパルトを搭載して海軍機を搭載する事を見込まれていた。勿論カタパルト実験艦もかねての措置でヘリコプター搭載時は外される予定だ。その分就役は遅くなるが別に開戦は対ソ戦と対蘭戦が1939年、対米戦が1947年がそれぞれ最も早いと見込んでおり、ソ連海軍は弱小にて相手にならないので本格的な軍艦の整備は1947年に完了していれば良かった。今は陸軍の増強と恐慌を乗り切ることが先決である。時は飛んで1933年の元旦、三年間で変わった事はBA10が九二式装輪装甲車として採用された事と五一五事件が未然に防がれた事、リットン調査団が派遣され無かった事と中華民国との戦争が起きなかったこと、そして世界恐慌を世界で唯一抜け出したである。他のプレイヤーは慣れておらず史実通りのやり方に首を突っ込んだものが殆どで中途半端なブロック経済で失敗した英仏、ニューディール政策が史実通り悪方向に働いたアメリカ、第1次世界大戦の影響で更に経済が悪化したドイツ、エチオピア戦争を恐慌中に開始したイタリアと各国経済は未だに混乱していた。俺は高橋是清と若手の池田勇人をこの対策に当てた他は口を出さずに専門家に任せた。池田勇人は自動車社会の実現に向けて制作中の四輪機動車に幌を付けた車輌を世に出す用に各社に指示を出した。時は再び流れて1939年、俺はインドネシア獲得と更なる領土拡大を目指してオランダとの戦争を決意した。

今後の兵器で是非登場させたい物やこれは必須というものがあれば感想で受け付けます。

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