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コロのココロ  作者: 遥々春太
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神と運と平等

「神様は平等だよ」

私が幼稚園を卒園する頃だろうか。私の祖母がそう言った。

この世の中はね、神様がクジを毎回引いているんだ。クジを引くから、不幸なやつに不幸なことが重なるのも当然ある。そいつは運がないやつだね。そう祖母は言った。

おばあちゃん、それは平等じゃないじゃん。不公平だよ。その問いにおばあちゃんは、それでも神様は平等だよ、と言った。



クジ引きといえば、今日は商店街でクジ引きやってたなぁ。


今日はクラスで席替えの日だった。席替えもクジ引きだ。

クジ引きを終えた。その瞬間、私は白玉が出てきた気分だった。私の隣は普段私に暴力を振るうやつだった。


放課後、特に理由もなく隣の席のやつに殴られ続ける私。容赦なく殴り続けるので、いつの日か私も抵抗をしたくなった。

飽きるまで殴り続けて、終わったら帰る。今日もそんな感じだった。


殴られ終え、1人になり、私は思わず声を出した

「ハワイ旅行当てたいなぁ」


神様は平等だ。今日も神様はクジを引き続ける。それにしても、引いて損が出るクジなんて聞いたことないよ

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