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コロのココロ  作者: 遥々春太
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ロボットジャパン

課題なんて意味なんてないよ。

その理由は単純。課題というものは、生の感覚を奪っていくものから。

課題というものは、皆知っている通り、自分からやるものではない。さっき言ったように、強いられるものだ。

なのにみんなこう言うんだよね。自分のためになると。

だけどそれは間違っていると思う。

この日本の学生達は、学校という工場で、すばらしい人間という機械を作る工程の中にいる。

いわば、上の言うことを聞くこと、それは世界を円滑に動かすための機械となることを受け入れているということだ。

世の中真面目な人だけなら、世界は平和になる、という机上論を唱える者は、機械がよっぽど好きなやつだろう。

だけど、そんな中でも自分でも分からない自分を動かし、そして生きたい。そんな人になりたい。

それは、決して工程から外れた不良品ではない。

完成された機械にならなかった人間なんだ。



「学校行きなさいよー」

階段の下から声が聞こえた

さーて、人間しますか



「課題してきたか?」

「してません」

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