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サー・マジョ  作者: さかな
第一部 異世界の魔女
12/22

011 エルフ王の依頼6

 

 

 

 

 空間転移魔法の内部はとても不思議な空間である。

 現代の創造ではクネクネとした万華鏡のような世界や真っ白でどこに何があるのか分からないような世界を想像する者達も多いかもしれない。

 だがジョナサンの使う転移魔法の空間はとてもシンプルだった。


 真っ暗闇のように見えてどこかに明りが存在しているような先の見える空間。足元には誰かが人工的に作ったんじゃないかと思えるようなコンクリートばった道。

 それでもその道以外には何もなくて、すぐ横を見れば奈落のそこに落ちていってしまうような暗黒が広がっている。


 そんな空間をエルフ領騎士団と織姫は歩いている。

 何も疑問に思わないと言えば嘘になると思うが、全ての者達がこの空間のを体験するのが初めてでジョナサンへの疑問は誰も口にしなった。


 そしてエルフ王宮から転移空間へと入ってから数十分。


「そろそろ出口や。皆はん入った時と同じようにリラックスしていてかまいまへんからな」


 先頭を歩くジョナサンは振り向き、騎士団と織姫に言う。

 その言葉を聞いた騎士団たちには緊張が走っていた。この空間を抜ければ【フィルガンテ】そしてすぐさま神獣との先頭になる。


 今の今まで平和なエルフ領に暮らしていた騎士団達には始めたの命を懸けた戦闘なのだ。

 その緊張は織姫にも伝わっていて


「ねぇアヴァン。こんな調子で本当に大丈夫なの?」


「大丈夫かどうかは私にも分からない。それでも常日頃から鍛錬を欠かしてはいない。だから私は騎士団長として部下の事を信じているのだよ織姫」


 そう言いながら微笑むアヴァン。そんな団長の言葉が聞こえていないのか、団員達必要にジョナサンへと心配ごとを迫っているのであった。

 そんな姿を見もアヴァンは笑っていて、どこか余裕のものすら感じ取れるような雰囲気を醸し出していた。


「えーとう空間転移をお使い下さいまして誠に有り難う御座います。えー間もなく終点の【フィルガンテ】へと到着します。お荷物のお忘れないようお願い申し上げます。えー間もなく【フィルガンテ】」


 バスガイドのような雰囲気で話すジョナサン。そんなジョナサンを見てアヴァンと織姫はあきれ返ってしまっている。

 それでも【フィルガンテ】にはついてしまう訳で、そんなジョナサンのノリについていくしかアヴァンと織姫には選択肢が無かった。

 

 

 ◆

 

 

 【フィルガンテ】

 それは王都【アスタリア】から東にあるエルフ領の町である。【フィルガンテ】はサラマンダー領に近い位置にあり、領土の境目にある山岳地帯はエルフ領きっての絶景である。

 山の恵みをふんだんに使った料理が名物で、エルフ領内でも観光客が多く来る町なのであった。

 【カダ】に比べて商業は盛んでないものの、それでも多くの者達で賑わっている町にはかわりは無い。


 そんな【フィルガンテ】の外れに転移した一行は


「へーここが【フィルガンテ】なんだー」


 織姫が辺りを見渡しながら言う。だが


「おいジョナサン。確かにここは【フィルガンテ】なのかもしれないが、少しおかしくないか」


 織姫の言葉を無視しながらアヴァンはジョナサンへと問う。

 そしてジョナサンから出た言葉は


「せやなぁ。【フィルガンテ】いいましても、ここは完全に森林地帯の近くであって、町の近くっていうわけじゃありまへんもの」


 堂々とした表情で、そして自分は何も悪くないと言わんばかりに言うジョナサン。

 そんなジョナサンの言葉を聞いて嘆息するアヴァン。だが、この世界に君臨した魔女様は違っていた。


「私の感動を返せよ……。このボンクラ社長があああああああああっ!!!!」


 叫びながらジョナサンを鷲掴みにする織姫。その力は魔女補正が効いているのか今のもジョナサンを握りつぶす勢いだった。


「お、織姫はんっ!! そないな事したらあきまへんっ!! 公衆の面前で口から内臓的な物を吐き出すワイが見られてしまうっ!! なんやネットの掲示板とかに「妖精が臓物吐き出してる画像見つけた」とかでスレ立てられてしまうっ!!」


「んなもん、釣り乙で終わりだろうがあああああああっ!!」


 雄たけびを上げながら織姫はジョナサンの命を消そうとしていた。

 そんな状況を見ているアヴァンはやはり嘆息気味で、もう日常茶飯事なのだと理解していた。だが


「おい織姫。その辺にしておけ。森林地帯の目の前に転移出来たのは好ましいことだ。このまま突入し獅子神を討伐するのが一番良いであろう」


 冷静に言うアヴァン。そんなアヴァンの言葉を聞いた織姫はジョナサンを解放し


「まぁアヴァンが言うなら良いけどさ……。私は少し【フィルガンテ】を観光したかったって言うか……、もうちょっと楽しみたかったって言うか……」


 子供のようにふて腐りながら言う織姫。そんな織姫に微笑みながらアヴァンが


「なら、今回の件が終わったら私が案内しよう。その時は織姫の来たい所に私が付き合ってやる」


 イケメンスマイル。

 爽やかに微笑むアヴァンに一ころになってしまっている織姫。そんな織姫は鼻血を出しながら


(え、これって完全にデートだよね? こんなアラサーな私でも良いのかな……? つかアヴァンってマジイケメンだし。これってもしかして私に惚れてる?)


 自分の都合の良い妄想を繰り広げている織姫。そんなトリップしてしまっている織姫をよそに


「これから神獣、獅子神の討伐にあたる。森林地帯での戦闘訓練を私達は殆ど受けていない。だからこそ自らの命が危ういと思ったとき、必ず逃げて欲しい。これは団長命令だ。基本的な戦闘は私を中心におこなう。皆は私の護衛および守備を勤めて欲しい。何度も言うが決して無理はするな。以上」


 アヴァンの台詞が終わると同時に騎士団の皆が声を上げる。その様子を見ている織姫とジョナサンは


「ほんまにアヴァンはんは団長なんやな。あそこまで兵を指揮できるんは凄いことや」


「本当にアヴァンってカッコ良い。何か凄くキラキラしてて、指揮してる時も凛々しくて、あーやばい惚れそう」


 織姫とジョナサンの会話は全くと言って良いほど噛み合っていなった。そんな乙女の視線をアヴァンへと向けている織姫を見て、ジョナサンは憐れな人間を見るかのような瞳で苦笑を浮かべているのであった。

 

 

 

 ◆

 

 

 そして【フィルガンテ】近郊の森林地帯。

 騎士団一行と織姫、ジョナサンはアヴァンの指揮の下森林地帯へと突入していた。

 入り口こそ少し開けてはいたが、森林地帯へと足を踏み入れて数分、その険しさは舗装されている山道とは違い、自然のままの姿をみせていた。


 騎士団と織姫一行は集団から離れ孤立してしまう事が無いように円状の陣を作り奥へと進んでいく。

 獅子神討伐に来ている人数は織姫を含めても十数人。これだけの者達が陣を作りながら進んでいくには舗装されていない森林地帯ではかなり困難している様子だった。


 いつどこから現れるか分からない獅子神への気を使い、演習でしか習っていない行動を実践するというストレスから騎士団の面々は少しずつ疲れを表情に出し始めていた。

 森林地帯という湿気が篭る場所で精神的なストレスだけではなく、体力も奪われ始めている様子だった。その時


 ガサガサッ


 近くの林で物音が聞こえた。

 その音を聞いた騎士団および織姫は辺りを見渡し警戒態勢に入る。


 この感覚を織姫は少し前にも経験していた。


(この感覚、リリーナ兄貴達の盗賊と戦った時と凄く似てる……。気配を感じるのにどこにいるのか分からないくて、それを考えれば考えるほど精神力が磨り減っていく感覚。前の時と同じなら、獅子神はもう私達を獲物として認識してるはずだ。後は相手が出てくるまで待っていればいい)


 経験をしている織姫の考えは今回の戦闘において適格な思考だった。だが平和な時代に生まれてしまった騎士団たちの中にはこのストレスに耐える事の出来ないものがいた。


「い、いったいどこにいるんだ獅子神っ!!」


 そう言いながら一人の兵士が陣を離れ近くの林へと剣を抜き走っていく。


「待てっ!! 今動けば獅子神にやられるぞっ!!」


 アヴァンが叫ぶもその声は兵士には聞こえていなかったようで、兵士は半狂乱状態のまま剣を振り続けた。その時


 ミシシシ、バキンッ


 狂乱状態の兵士の目の前の木々が何者かによってへし折られた。そしてその眼現に現れたのは


 輝かしいまでの金色と深い茶色が入り交ざったフサフサの毛並み。人の大きさを遥かに凌駕している体躯。四つん這いで雄雄しく存在しているそれは、狂乱している兵をその眼に映し


「ガオオオオオオオオオッ!!」


 凄まじい雄叫びを上げる。

 その雄叫びは獣のそれで、眼前に現れた兵も、その近辺にいる織姫、アヴァンもその雄叫びで動けなくなってしまっていた。


「ひ、ひぃぃぃっ!!」


 獅子神を前にして恐怖のあまり腰を抜かす狂乱した兵士。そしてその兵を見ながら獅子神を前足を振りかざした。


「あぶないっ!!!!」


 ドスッ


 獅子神の一撃が兵に入る瞬間、織姫がその兵を突き飛ばし獅子神の一撃を喰らう。

 その一撃を喰らった織姫は吹き飛ばされ、近くにあった大木へとその体を打ちつける。


「がはっ!!」


 大木に当たった瞬間に大量の血を口から吐く織姫。そしてその体は木を這い地面へと落ちていった。


「織姫っ!!!!」


 瀕死状態に陥っている織姫を見て叫ぶアヴァン。それでもアヴァンはすぐさま冷静になり腰に備えてある剣を抜いた。

 眼前にいる神獣。その恐怖は計り知れないもので、経験した事の無い程の恐怖がアヴァンの襲う。それでも震えている手で剣を構え続けるアヴァンは本物の騎士団長だった。


「ガルルルルッ!!」


 そんな戦闘態勢に入っているアヴァンを睨みながら獅子神は唸る。その獅子神に負けじと睨み続けるアヴァン。そして


「申し訳ありませんエリス様……。奥の手を使わせて貰います」


 そう言いアヴァンは剣を両手で持ち


「我が身体を巡る魔力よ その力を我が剣へと宿したまへ……」


 呪文のような言葉を吐いたアヴァンの剣は赤く光り、何かを纏っているような雰囲気をしていた。そして


「これで貴様も終わりだああああああああっ!!!!」


 赤く光っている剣を振りかざし叫ぶアヴァン。そしてその剣は獅子神の腕へと当たる。だが


 パキンッ


 脆くもアヴァンの剣が折れてしまった。

 その現実を目の当たりにしてアヴァンは瞳を大きく見開き、現状を把握できていない様子だった。


 だが現実はアヴァンの剣をへし折られ、その残骸は飛ばされ木へと刺さっている。

 そしてアヴァンは現実を直視し


(こんな化物に、勝てるわけが無い……!!)


 眉間にしわを寄せながら瞳を大きく見開くアヴァンは、諦めの表情を浮かべていた。

 そんな戦意喪失してしまった騎士団を獅子神が襲おうとしていた。

 ギリギリとゆっくり近づいてくる獅子神。その圧迫感と恐怖は計り知れないものだった。


 そしてアヴァンすらも諦め地面へと膝を着ける。その瞬間、アヴァンの脳裏には過去の記憶が思い出された。それは走馬灯であって死の直後に見るそれと同じようなものだった。

 エルフ王に拾われ、エリスに出会い、その夢を聞き騎士になる事を覚悟した。それから何年もの時が流れ、幸せだと感じていたアヴァンの生涯がここで幕を閉じる。


「ガオオォォォッ!!」


 獅子神の叫びと共に振りかざされる爪。そしてその爪がアヴァンへと襲い掛かろうとした時


「やめろおおおおおおおおおおっ!!!!」


 自分の傷を抑えながら立ち上がり叫び散す織姫がいた。

 そしてその叫び声を聞いた瞬間に獅子神の攻撃が止まった。それはアヴァンに当たる直前で、もう少し織姫の声が遅ければアヴァンは完全に肉塊へと化していただろう。

 そんな織姫の声がアヴァンを救ったのだ。


 そして叫んだ織姫の声に反応した獅子神は標的を織姫へと移す。だが


「だ、大丈夫だよ……。何も怖くないから……。はぁ……はぁ……、怖かったんだよね……? ずっと独りぼっちで怖かったんだよね……?」


 痛みに耐えながら獅子神へと語りかける織姫。一歩ずつ獅子神へと近づきながら織姫は語りかける。


「もう大丈夫だから。私達は敵なんかじゃないから……。だからもう、安心していいんだよ……?」


 そう言い織姫は牙を剥く獅子神の頬を撫でた。それでも唸り続ける獅子神。だが


「くぅぅ」


 優しい声を漏らし獅子神は傷ついた織姫へと擦り寄った。そして血が流れている織姫の腹部を優しく舐め始めたのだった。

 そんな光景を目の当たりにしているアヴァンは驚きの表情を浮かべていた。


(神獣が……、獅子神がドワーフ以外の者に心を許しただと……!?)


 現状を把握しきれないアヴァンは何も言えず、その場で顔をしかめることしか出来なかった。

 だが織姫はそんな獅子神の優しさに触れ、恐怖の存在じゃないのだと理解する。そして


「ははは、そんなにしたらくすぐったいよー。もうそんなお前に私が名前を授けてやろう。そうだなー、んー、お前はチャロだ。毛が茶色いからチャロだ」


 そう言いながら織姫はチャロを撫でる。そしてその名前に満足しているのか、チャロも織姫に自信の身体を摺り寄せ続ける。


 神獣という存在はここまで馴れ合う生き物ではない。自分達の種族間だけで群れをなし、敵だとおもった存在に攻撃を加える。それは織姫の世界で言う普通の自然動物と何ら変わりはない。

 それでも神獣というものはその戦闘能力を恐れられ、四大種族の中では脅威として認識されてきた。

 だが今目の前にいる獅子神とは名ばかりの大きな猫にしか見えない騎士団一行だった。


 これが織姫の力なのかもしれない。魔女として魔法が使えなくても、苦しんでいる存在を助けたいと思う織姫の気持ちが種族という大きな壁を超越してしまっているのだろう。

 だからこそジョナサンは織姫を信じられているのかもしれない。こんな織姫の一面を知らなかったとしても、ジョナサンには織姫の本質が見えていたのかもしれない。


 チャロとじゃれ合う織姫を見て、ジョナサンは優しい微笑を浮かべていた。だが、その時


 シューッドンッ


 遠くから青い閃光が走り、その光線のようなものがチャロの身体の側面に当たる。

 その衝撃でチャロは吹き飛ばされ、近くに聳えている木に辺り項垂れた。


 そんな目の前からいきなり消えてしまったチャロをゆっくりと織姫は視野に入れた。


「チャロ……?」


 木に辺り地面で項垂れているチャロ。先ほどまで織姫に身体を摺り寄せていたチャロは気を失ってしまったのか、グッタリと横たわっている。

 そんなチャロの事をを視野に入れている織姫の耳に聞きなれない女の声が入って来た。


「神獣撃破ー!! これであたしのレベルも上がったわねっ! それにしても今回の神獣は獅子神だったかー。弱すぎて獅子神だって気がつかなかった」


 甲高い声で楽しそうに話す少女。その少女は変身した時の織姫と同じようなヒラヒラとした服を来ている。だが織姫と違い、その色は黒と青色の服だった。

 そして胸元に大きな青色のリボン。そんな織姫と同じような存在が今、皆の眼前で高笑っていた。


 そんな少女の攻撃を受けたチャロは気を失ってしまったせいか、魔力の供給が出来なくなり本来の姿へと還っていく。

 その姿は今の今まで見ていたチャロとは正反対で、本当にただただ小さな子猫の姿になっていた。

 エリスが言っていた獅子神の子供という情報は正しくて、恐怖を抱いていた騎士団の者達も今のチャロの痛々しい姿を見て恐怖から解放されていた。


 そんな面々を見て少女は


「なになにー? あんた達神獣討伐部隊とかなんかだったのー? つかエルフだしっ! エルフが神獣討伐とか無理に決まってんじゃんっ! つーことは私はあんた達の救世主って事だよね。感謝しなさい。というか、エルフ以外にも何かオバサンがいるわね」


 織姫の存在に気がついた少女は笑っていた表情を冷酷なものにし、織姫を睨むように言った。

 だがそんな少女の言葉が聞こえていないのか織姫は


「チャロ……。アンタ本当はこんなに小さかったんだ……。そりゃこんなに大勢で責められたら怖かったよね……。本当にごめんね……」


 気を失い傷ついているチャロを抱き寄せ、悲しみに満ちた表情で懺悔する織姫。そして


「ねぇチャロの傷を手当てしてあげて、きっともうチャロは私達に攻撃なんかしてこないから」


 眉間に皺を寄せながら騎士団の兵達にお願いする織姫。そんな織姫の言葉を理解したのか騎士団の兵達はチャロを受け取り応急処置を始めていた。

 その茶番のような光景を見せ付けられている少女は


「ねぇねぇ、何私を無視してくれてんのオバサン」


 織姫に対して怒りを殺意を向けていた。


「つかさ、アンタも私と同じ魔女だよね? だったらどうして獅子神すら狩れないの? てかどうして私の魔法に反応できなかったの? あーそうかオバサンだから反射神経が衰えちゃってるんだ」


 織姫を小ばかにするように話す少女。

 そしてとうとう織姫の怒りが爆発した。


「さっきからうるせぇんだよクソガキが」


 チャロに向けられていた優しさが無くなり、ただただ殺気だけの塊になってしまっている織姫。そんな織姫は少女を睨む。

 だがそんな織姫の瞳を見て少女は少し高揚している様だった。


「なになにー? アンタもそんな顔出来るの? あーやっと楽しそうな玩具見つけた。ねぇ、ここで少し私と遊ばない?」


「遊ぶ……? ふざけんな。てめぇはここで私にブッ飛ばされんだよ」


 そう言う織姫は戦闘態勢に入る。そんな織姫の姿を見た少女も楽しそうな表情を浮かべながら構えた。


 そしてここから魔女×魔女の戦いが始まるのであった……。








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