見よ、今日は、かの蒼空に生首の高く飛べるを
うん、大丈夫。石川啄木の著作権は切れている。
借金ではなく、借句に頭を下げてると、嗚呼コレか
「 一度でも 我に頭を 下げさせし
人みな死ねと いのりてしこと 」
やぁやぁ、凛古風ですよ。
ちょっと、このあいだですね、奈良県の談山神社に行ったんですね。
「多武峯縁起絵巻」
っていう、重要文化財を見たんですね。
内容は、大化の改新の劇的スタート「乙巳の変」で
「蘇我入鹿」の首がチョンパされて、お空高くに
飛んで、飛んで、飛んで、飛んで……
そんな、絵巻物でした。
で、諸説いろんな所に、生首は着地するんです。
「入鹿さん 首飛びMAP」←で検索。
とりあえず、最長記録 三重県松阪市の首塚が凄い。
道路を走って、45キロくらいだから、
直線距離は35キロくらいですね。
つまり、刃物で首チョンパして、35キロ先まで、すっ飛ぶのですよ。
「見よ、今日は、かの蒼空に生首の高く飛べるを。」
空飛ぶ生首を見て、詩人は、そんな歌をうたうかもしれない。
さぁ、でも、計算していきましょう。
歴史の謎に迫らないといけません。
人間の生首を35キロ飛ばすにはどうするか。
砲術の天才ナポレオン・ボナパルトに教えてもらいたくても、
死んでるし。しょうがないからAIで計算。
射出角:約 45°
初 速:約 586 m/s(時速 約2100 km/h)
586m/s はライフル弾レベルの初速。
人間の頭部のような形状・質量では空気抵抗が極めて大きい。
空気抵抗を考慮すると、実際にはさらに数倍以上の初速が必要。
そもそもその加速で物体は原形を保てない。
・・・つまり?首チョンパで切り飛ばすどころか、
生首をバットでホームランしたとしても、
原型をとどめることなく、粉々に。嗚呼
では、仕方がない、生首にロケットエンジンを搭載しよう。
「怨念ロケットエンジン」で成立させるなら:
最低でも 20-40kg級の固体ロケット
現実補正込みなら 小型ミサイル級(数十kg以上)
つまり、「首が飛んだ」ではなく「ミサイルが飛んだ」規模です。
歴史ロマンに対して現実は厳しいな。
よし、カタパルト加速とロケットならどうなる。
結論から言うと、「カタパルト+ロケット」の二段構えにすると
必要なロケット規模はかなり小さくできるものの、
それでも“兵器級の飛翔体”に近いものになります。
単なる補助推進では済みません。
カタパルトで2000Gを得た場合の代償
形状はほぼ崩壊
内容物は完全に破壊
空力的にもバラバラ
じゃぁ、どうすればいいんだよー。歴史ロマンの実現化は?
「グレネードランチャーが最適解です」
・・・そうですか。
「生首はグチャグチャになりますが、それなりの肉塊が到着する」
・・・らしい。
だから中臣鎌足とか言われるんだろうか。
うむ、歴史ロマンを感じるぜ。
(おわり)
大人になってから気づいた歴史用語
「○○の乱」クーデター失敗
「○○の変」クーデター成功
授業で先生言ってただろ?
えー?聞いてないもん♪
続編「初速:約 586 m/s(時速 約2100 km/h)に耐えられる頭蓋骨」
書きたい人手を挙げてwww




