第3話 山田君友情じゃなくてそれはいじめだよ
今日は学校で先生に報告してやる!
と思うけど報告はできない。
親に言われたけど本当にいじめだと思う。
でも…自信がないし…前も同じ事があったし…
どうしよう…とりあえず、帰る時に山田君に言ってやる!先生に言うのはなんか違うかもしれないし…
ー帰る時間になり、山田君と帰っていた。
山田もいつも通りに殴ろうとした瞬間、自分の口が動いた。内心、心臓がビクビクして怖かったけど、言ってやる!言ってやる!
「山田君!殴るのやめよう!それもう…なんというか…いじめだから…」
「いじめじゃない!遊びだ!」
と、言って殴って腹を蹴って遠くに飛ばした。
「山田君!遊びじゃなくて…その…」
「チッ、だーかーら!遊びで言ってるだよ。謝れ!土下座しろ!土・下・座!」
山田君がどんどんヒートアップしていく。
「いやでも…」
「土下座しないと殴るぞ!しなくても殴るぞ!」
「じゃあ!しない!私はどんなにいじめられても殴られてもここで立つ!」
桜が散る時期、そんな言い争いをしていた。
僕らはもう、4年生から5年生にな時期だ。
「チッおりゃ、俺は先に帰る。先生に言ったら…どうなるかわかっているよな!」
そう言って自分よりも走って帰っていた。
新学期になって別のクラスになっていじめが続いたら…先生に言ってやる!
続く!