表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100/109

87.二つの権能


今回も、アイさんは医務室で寝て、男二人はドラゴンと一緒に温室で寝ることになった。

僕がベッド二つを、ナズが布団二組を召喚したら遠い目されたけど。

いや、医務室に置いてるベッドと同じだからさ、これ。新規召喚じゃないから全然負担にならないんだよ。

使わないならアイテムボックスにしまっちゃうし。何ならアイさんの空間収納に入れて持ってってもいいぞ?


そんなこんなで一夜明け、ダンジョン二日目。



「よし、ボス部屋行けるな。2階層に降りてレベリングするか。ボス戦、俺たちは参加しないから頑張って!」

「そうですね、今日はついにレベル5に到達できそうですし!」

「ひとまず昼まではレベル上がってもレベリング続けようか?多分タークくんが必要経験値多くて上がらないだろうから昼までは経験値稼ぎしよう」

「うう、最初、牽制しか出来なかったツケが来てるな…」

「とどめ刺せた方が経験値多いみたいだものね。出来るだけタークに攻撃任せた方がいいかしら?」

「ルートくんの『遮断』の経験値稼ぎもしたいだろうし、ルートくんも攻撃に回った方がよくないか?剣術と併用してるんだったよな?」

「ああ、切れ味良くなる…ていうか、木刀なのに切れるんだよな。両断とか出来る。MP使うから多用はできないけど」

「いいなあ、俺もそういうのやってみたい。でかい奴は両断しづらいんだよ」

「アキくんには倍化があるだろ。俺そっちも羨ましいよ」



お金の問題があるからか、ルートくんの武器は僕が召喚した木刀と竹刀のままだそうだ。

盾も木の鍋の蓋を変形やら何やらでそれらしくしたものを使っている。ルートくんには『木工』もあるし、しばらくはこの盾でやっていくつもりらしい。

でもつらいと思ったら、買い替えていいからな…?


1階層のボスはフルトレンツと、何匹か…何株か?のミニプランツだった。

フルって何だと思ったけど、ドロップにピーモという果物があったので、フルーツなのかもしれない。

ちなみにピーモは紫っぽいけど桃に似た果物だ。ピーチなのかモモなのかはっきりしてほしい。

味は水っぽくてあまり甘くない、が、加工しなくても食べれる果実ということで、この世界では結構人気があるらしい。

うん、リンゴもどきはすっぱくてまともに食べれなかったからな…これはまだ生で食べれるから…

鑑定結果を知った三人は迷わずピーモをアキ兄さんに進呈していた。アキ兄さんは喜んでいた。

あとは種や枝などだ。細かくすれば蚕の餌になるのだとか。ああ、そういう…

なお、種の形はしてるけど植えても何も育たないそうだ。栽培持ちの三人がまったく興味を示してなかった。



「割と簡単に倒せましたね。さすが…」

「まだ1階層だしな。簡単に斬れたし、火に弱いのもあってタークの火炎瓶も効果あったから」

「火玉も効果あったぞ。投擲玉のやつ」

「タークくん、放火魔みたいだな…」

「リオ???」

「ごめん失言でした」

「いや俺もちょっと思ってたけどさ!」



でもダンジョンなら燃える心配はないし、植物や虫なら火は効果的。

タークくん、結構な戦力になるんじゃないだろうか。

アイさんやルートくんよりレベルアップ遅いだろうとは思ってたけど、案外早くレベルアップするかもしれない。



「っし、2階層に行くか」

「あたしら何もしてないのに進んで…寄生…?」

「う…ちょっとは戦っておきたいですね…心情的に」

「いやいや俺たちがヤバくなった時の保険だし、一緒にいてくれるだけですげー助かってるよ」

「何よりカーくんとアキさんの料理。これがなきゃダンジョンなんて来たくないわよ」

「マジでそれだわ。全然寄生とか思ってねえから、頼むから一緒にいてくれ。ダンジョンクリアまででいいから」

「お、おう…」



そのまま2階層に進み、セーフティエリアへ。ここも無人か。

ボス部屋手前はどうだろうな?



「2階層って何が出るんだっけ?」

「色々出るわよ。ただ、ドロップは皮系みたい」

「ああ、なるほど」

「食材ダンジョンでも出た魔物ですけど、ドロップが皮系になるそうです。多分アキ兄さんが倒さない限り肉はほぼ落ちませんね」

「なるほど、よくわかった」

「何で引き合いに出されたの俺」



食材ドロップ率がやばかったからです。むしろ食材しかドロップしてなかった気もするな。あとレア率も凄かった。

食えないやつって毒キノコくらいじゃなかったか?

食材ダンジョンだと食材のドロップ率が高くなってるんだろうけど、それでも皮が落ちたりするらしいし。

実際、僕たちが倒した魔物はドロップが毛皮というのも多少いたのだ。ナズが服作りや小物作りに使う!と言って回収してくれたけど。

だから、皮のドロップ率が高いであろうここでも、アキ兄さんが倒せば肉が落ちるような気もする。



「食材に困らんの、凄いなお前ら…」

「俺まだ気のせいじゃね?って思ってんだけどさあ」

「でも他の三人は気のせいじゃないって認識なんだろ?多数決でアキくんの負けじゃないか?」

「ちくしょー!」

「タークの場合、錬金術や調合の素材が落ちやすくなったりするのかしら?」

「ありえますね。多分生産系スキルの持ち主はそういう恩恵があるかもしれません」

「トレンツも木材そこそこ落としたよな?ルートくんがいたからじゃね?」

「え、俺?…あ、木工スキルか?」

「なるほどねぇ…」



ちなみにドロップのほとんどはアイさんの空間収納の中である。

食材や被服スキルに使えそうなものは譲ってくれたけど。



「でも私たちの目的はドロップじゃなくてレベリングだもの。何が落ちても構わないわよね」

「それもそうだな」



そうして進んでみると、さすがと言うべきか皮がドロップしまくった。

中には蛇もあったくらいだ。こんなとこで本物のレスネイクを見るとは…

蛇の皮って財布とかにいいんだっけ?抜け殻だっけ?

とりあえずナズが全員分の財布を皮で作ろうかなとか言ってた。ちょっと楽しみになるな。

そういえば今まであんまり持ち歩かなかったのもあって、小さい麻袋みたいなのを財布代わりにしてたなあ…

僕の召喚には小銭入れやがま口財布はあるけど、ちょっと凝ったものや手のひらより大きな財布はない。

ナズは財布自体がリストにないそうだ。今後出るかもしれないけど、レベル11も遠いしなあ…


そしてもうすぐ昼になろうかという頃。



「…レベルアップ、したわ。レベル5!」

「マジか!おめでとう姉貴!」

「やりましたねアイさん!」

「け、権能、覚えたか?」

「うん、覚えた、と、思うけど…ええ…?」

「アイ?」

「アイさん、気になるかもしれないけど後回しにしよう。次の戦闘で多分ルートくんもレベル5になる」

「え、マジか」

「ほんと?じゃあ次に集中しなきゃね!」

「ルートくん、もしかしたら同時に『遮断』スキルも5になるかも?」

「うおおマジか!頑張るわ!」

「もしもしリオさん、俺はどうです?」

「多分昼までには無理だな!」

「畜生!」

「タークくん、ファイト!」

「ありがとなナズ!」



ドラゴンもいるし、権能が覚えられたのは予定通り。でもちゃんと覚えられたのを聞くと安心するな。

当のドラゴンは咽び泣いてたけど。姿がスライムだから周りに涙が…漏らしてるように見え…ゲフン、溺れないだろうな、これ。



『そういえば、ドラゴンの涙って結構な素材になるのだ』

「リオ!スポイトあるかッ!?」

「タークくん逞しいなオイ…」



ちなみに、回収したけど今のタークくんじゃ扱えない素材だそうですよ。アイさんの空間収納行きになりましたね。

水分補給しとけ、と水渡してたけど、それは果たして優しさなのか、もっと出せという意味なのか…前者だと信じたい。

予想通り、次の戦闘でルートくんのレベルが上がった。そして『遮断』も5に。同時だ。



「権能…うん、覚えた、けど…」

「検証は後にしよう。あと15分くらい、回ろう。一回くらい戦闘できるかも」

「タークさんの経験値稼ぎしたいですしね」

「お、おう、ごめんな」

「ちなみにリオ兄、経験値あとどのくらい?」

「レベルが50ちょい、錬金調合が70ちょいだな」

「一戦じゃ無理ね…でも午後には上がりそうね」

「そうだな、昼飯の後頑張るわ」



あらかじめ決めていた時間まで粘り、セーフティエリアに向かう。

ここは2階層のボス部屋手前だ。他の冒険者はいなくて、ボス部屋には入れる状態になっている。

けど、とりあえずテントとカーくんを出して、カーくんへ。そして昼食だ。

たまにはテントで昼食を、とも思うけど、今回はスキルや権能の話もあるし、検証もするかもしれない。

誰かに見られるかもしれない場所はちょっと怖い。

そうでなくても、大体ご飯はカーくんで食べてるけどな。



「よし、順番に手ぇ洗ってこーい。昼飯はサンドイッチとスープだ。飲み物はお好みでー」

「っしゃ、楽しみ!」

「並べるの手伝いますー」

「あ、私も手伝うわ。スープを器にいれるくらいなら出来るから」

「ありがとう!」

「飲み物の希望あったら教えてー。あたし入れるからー」



昼食は外でも食べれるようにサンドイッチを用意してたらしい。

ハンバーガーもどきやベーグルサンドもあるから結構バリエーションあるな。

…でも、外でこんなん食べたら目立つと思うぞ、アキ兄さん。カーくんの中じゃないと食べれないやつでは。

そんなことを思いつつ食べて…レタスサンド、食べようと思ったらステラが食いつくしてた…

いいけど。僕、タマゴサンド食べるよ…美味しい…

あ、アイさんがステラに「めっ」てしてた。


食べ終わって一息ついたところで、話し合いになった。



「えーっと、アイちゃんが権能取得、ルートくんが権能取得と『遮断』レベル5だったな」



アキ兄さんの確認に、アイさんとルートくんが頷いた。

アイさんがひとつだから、まずアイさんの確認の方がいいかな?



「…先にルートくんの確認がいいかな?私、ちょっと時間かかりそうだから」

「え、そうなのか?じゃあ俺からでもいいけど…」

「そうなんだ?えーと、んじゃ『遮断』の方で行く?MPいっぱい使いそうなら無理しなくてもいいからな」

「遮断は、スキル大全だと『反射』っていう派生なんですよね。でもいまいちわからなくて」

「反射?」

「あ、そうなんだ。反射って派生だった。えーと、そうだな…ちょっと水とか俺にかけてくれないか?」

「へ?」

「…魔法の方がいいやつか?」

「攻撃力がないやつがいいかな?」

「…サン、お願いしていいですか?」

『任された』



サンはシーサーペントで水属性の魔物だ。

スキルレベルだけならラムの方が上だけど、この中では一番水魔術に精通している。使い慣れてると言った方がいいだろうか。

本来攻撃に使うような魔法も、攻撃力がほとんどないものにすることも出来ていたくらいだ。

初めて僕たちの前に出てきた時のやつだけど。



『少量の水を射出する。それでよいか?』

「ああ、頼む、サンちゃん!」



そして、水鉄砲のように、そこまで勢いのない水を射出した。

ルートくんの目にも留まるようにだろう。このスピードなら避けるのも容易い。

当然、『反射』を使う事も出来るはず。



「…やっ!」

『むっ!?』



ルートくんに放たれた水鉄砲が、直前で跳ね返ってサンに直撃した。

おお、確かに反射されてる。



「あっ!サンちゃん、大丈夫か?」

『ああ、問題ない。我は『水属性吸収』スキルを持っておる。水をいくら食らっても回復することはあれど傷つきはせぬ』

「そ、そうか、よかった」

「…思ったんですけど、これ、サンが移動したらどうなるんでしょう?」

「移動?どういう意味だ?ハルちゃん」

「たとえば今と同じことをするとして、サンが水を放った直後その場を離れたら。サンがいた場所に跳ね返るんでしょうか?それともサンを追尾?」

「あー…確かにそれは気になるかも」

「あと俺、MP消費も気になる。大丈夫か?ルートくん」

「ああ、今のはそこまでじゃない。もちろん普通の遮断よりは使うけどな」



そう言うなら大丈夫だろうと、もう一度試すことになった。

今度はサンが水を放った直後、横に移動する。これでサンに当たったら追尾機能ありだろう。

そして試したところ、移動したサンに水が当たった。

どうやら『反射』は、相手にそのまま返すものらしい。



「………うーん…」

「どうしたの?ルートくん」

「今、ちょっと操作できそうな感覚があってさ。もしかしたら、何もしなきゃホーミングするけど、反射先を俺の方で操作できる、かも…」

「え、マジか。すごくね?」

「やってみますか?」

「…すげーMP使いそう…」

「あっやめておきましょうか」



あー、そういうやつかー。

まあ、デフォルトで相手に返す、これだけで充分強いだろう。

というか、相手じゃない方向に返す方が稀じゃないか?

あ、でも、サンが放った魔法を、サンじゃなくて敵にぶち当てるとか、そんな真似も出来るのか。ルートくんが中継点みたいな感じで。



「ああ、そういう使い方かぁ」

「機会があるかどうかはともかく、覚えておきましょうか。いつか何かに使うかもしれないもの」

「そうだな。ともかく、『遮断』のレベル5はこんな感じだ。次は権能の話でいいか?」

「あ、そうだった。どんな権能だった?」

「…『重力』だってさ」

「重力…?」

「おっと、やばい予感がするぞ?俺の中の厨二が目覚めそう!」

「そ、それって、あれか?相手に重力の負荷かけて地面に這いつくばらせたりできるっていうクソ強能力じゃね!?漫画とかでいっぱい見た!」

「落ち着いてアキさん、タークも」



でも僕も似たようなこと考えたな。

ルートくんてタンク役じゃん。盾かまえて敵の攻撃防ぐじゃん。

盾でせき止めた相手に重力ぶちかませば、敵を無効化できそう。

盾を突破しようとしてる時って横の力だし、そこに上からの力を加えれば踏ん張ることも出来ずに地面に沈む。

前への力に全力出してる時、押し返すのはすごい力がいるけど、横からだったらちょこっと突いただけで案外簡単に崩れるんだよな。

理科とかでやった気がする。



「あー、そういう使い方もあるのか」

「重力って、そっちの使い方が鉄板なのか?俺、てっきり浮く方かと…」

「浮く?あ、確かに、重力だもんな。減らせば浮かべるのか…え、すごくね?ルート」

「あー、ルートくんは真っ先にそっちを考えたんやなー」

「浮く方ならカーくんの中でも試せそうじゃないか?重力増やす方はちょっと遠慮してもらいたいけど」

「MPすごい使いそうやな…?」

「うん、これどっちにしても結構使う気がする。一回だけ、ちょっと試すだけで精一杯かも」

「それなら今じゃなくて夜に試すか?この後、午後もダンジョン攻略するし。何ならボス戦だぞ、今から」

「いや、気になって集中できない気がするから今試すよ」



一理あるな。

ルートくんは集中して、権能を発動させていた。

見た目には何かしているかどうかはわからない。僕が魔力とか全然わかんないせいかもしれないけど。

何も変わってないように見える。でも、静かに足が床から離れて、ルートくんが浮いた。

10cmほど浮いたくらいですぐに床に降り立つ。どうやら、この少しの浮遊でもかなりのMPを使ったようだ。



「す、すげえ、浮いてた、マジに浮いてたよルート…!」

『ひ、飛行は出来ないのであるか!?一緒に飛びたいである!』

「無茶言うな!?」

「まあ、実際は重力を減らしたから浮いただけで、浮くための能力じゃないもんな。あくまで重力を操作する権能」

「そうですね。結果は同じでも過程が違います。『浮遊』や『飛行』のスキルはあるようですけど、別物です」

『リオくんの『空間転移』とラムたちが使う『空間魔法』が違うように、ですね』

「そっか、それも一応転移できる能力ではあるもんね。詳細は違うっぽいけど」



しかし、とんでもない権能だったな。

攻撃にも使えるし、補助みたいなのにも使える。

そういう意味ではMP消費は多いけど、アキ兄さんの『倍化』と同系統かもしれない。



「まあ、ルートくん残りMPあと8とかだから気を付けて」

「一桁ー!?そういや俺この中で一番MP低いんだったよ!」

「ギリ戦闘に費やせば今日は何とかなりそう、か?」

「衝撃波も消費MP低いし、近接戦だし、多分何とかなるんじゃないか?無理そうなら俺とかリオくんが前に出るよ」

「僕、タンク役こなせるかなぁ…頑張るけど」

「アタッカーですもんね、アキ兄さんもリオ兄さんも。私もですけど」



盾役がいない…何てこった…かと言ってラムとかに任せるのもなぁ。

自分たちで頑張りたいのもあるし。まあいざって時は泣きついて助けてもらうつもりだけども。

アキ兄さんもナズもハルも女の子だしな。ヤバそうなら泣き喚いてでも土下座してでも助けてもらおう。


…さて。



「じゃあ、次はアイさんの権能かな?」

「そうね…これは、私もちょっと相談したいわ。私の権能、『掲示板』なのよ」

「…掲示板?」

「それって、お知らせを貼り付ける掲示板、ですか?」

「あ、そっち?俺ネットの掲示板のことかと」

「アキさんが正解かしら。どっちかと言うと」

「マジか」

「えっと、タイトルは適当で…じゃあ、ここにいる皆、招くわね」

「招く…?」



疑問に思っていると、頭の中に文字が浮かび上がった。




***



【ラージフール】逃亡勇者の相談所【ぶっころ】



1:アイ(鈴城瞳)


メールやメッセージみたいに、やりとりできる権能みたいね



2:ターク(鈴城巧)


ファーーーーーーーwwwwww

マジかおまwwwwwww



3:アキ(狭山茜)


( ゜Д゜)ェェエエエエ



4:ナズ(波川静)


チートキマシタワー

(∩´∀`)∩



5:リオ(村雨涼)


待ってみんな順応はやくない???



6:ルート(砂場透)


オマエモナー>>5



7:ハル(林千晴)


え、なに、なんですかこれ

おつかれさまです

ほんじつはおひがらもよく



8:アキ(狭山茜)


変換できてないよハル!!!



9:リオ(村雨涼)


業務用メールかな?

普通に会話するような文面でいいよ。



10:ハル(林千晴)


むずかしいんじゃくそったれがぁ



11:ナズ(波川静)


落差よ





***



…あと、アイさんがラージフールにブチギレてることだけはわかった。

まあ奴らの自業自得だろうけど。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ