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報酬エルフとハッピーエンドを目指すたび  作者: くじらのはら
ヴァルハラ編:『幽霊騒ぎ』
21/40

調査2日目:『事件場所調査』p.1

2日目

1日目の情報集めが終わり、食事をとって解散したディユシエルとキュンストル

2日目の今日は…

「今日は幽霊騒ぎが起きた場所に行くぞー!」

「正直危険が大きすぎる気もするけど、ビクビクしてたら進まないし…」

「アーシェ、ステラ。絶対に2人きりになったり1人になったら駄目だからな。」

「りょーかい!大丈夫だよ!」

「えぇ、単独行動は絶対にしないわ。攫われたりしたらトモが心配すぎるし」

「その動機はどうなんだよ、俺信用なさすぎだろ」

「まーまーそういうもんだよ。じゃ、行くよ」

そう言いアンナは地図(マップ)を開く。

「うーーん、ここから1番近いところだと…。西庭園辺りかなぁ」

「あそこは花などの植物が多様に生えていて小川や噴水もあるから観光も出来るんだよ」

「観光する余裕あると結構嬉しいけどな」

「気楽に行こ、肩の力抜いてさ。」

そう言ってトモカズの肩をポンと叩いたアンナ

「それもそうだな」

意見に同意し頷くトモカズ、横を向くと考え込んでいるアーシェの姿

「アーシェ?どうした?」

「いえ…なんでもないけれど。」

明らかになにかある表情をしている

「そうか。言いたくないならとやかく聞かないけど、なんかあったら遠慮なく言えよ」

あっさりと引いたトモカズにアーシェの表情はまた暗くなって見えた

「…あ、思い出した」

ぽつりと呟くアーシェ。

「なにを考えてたの?」

「えっとね、この間の『人攫いの森』での龍討伐の時にかけてもらった位置の共有魔法、今回も使えるかもって思って」

「そんな便利な魔法まで使えるの…。あんたたちほんとに何者?」

「ふつーの冒険者だぞ。アーシェの案は正直めちゃめちゃ良いけど、魔力消費は大丈夫か?」

そう尋ねるトモカズにステラが応答した

「その点に関しては大丈夫かも。わたしやアーシェの魔力を元にしてかけるなら数ヶ月単位で持つから」

「ステラはともかく私はそんなにかけ続けられないわよ?」

「できるよ、大丈夫。信じて」

「じゃあアーシェの魔力を元にかけてもらっていいか?」

「やってみるわね…。」

自信なさげにそう話すと、杖を取り出す

銀色の金属、魔法石の近くは天使の翼のような彫刻。大きなひし形の魔晶石はグリーントルマリン。小さくカットされている魔晶石のピンクダイヤモンドは大きな宝石と共鳴し、魔力を送り込む共鳴石の役割を果たす。

「じゃあ、魔法をかけるわよ」

そう言うと静かに目を閉じ。足元には魔法陣。

それが強く光ったかと思えば途端に消え、アーシェは目を開けた

「かけたわよ。みんな、何か異常はある?」

「あたしはないよ」

「オレもないかな」

「わたしも大丈夫!」

「俺もなんもないな。ありがとう、アーシェ」

「お易い御用よ。私も特に異常はないから、移動を始めましょう」

「そうだね。ここからだと、西庭園行バスがあるからそれ使おっか」

「了解。道案内頼んだぞ、アンナ」

「はいはーい。任せてよ」

そう元気に返すアンナを先頭にバス停へ歩く

5分ほど歩いたところにバス停があり、ちょうどバスが停まっていた

「お、ラッキー。乗っちゃお」

バスの電光掲示板には『西庭園行』と表記されていた。

全員が乗り込み、バスが発車する

バスの座席にはアンナ、トモカズ、ステラが座る3人掛けの座席とはルター、アーシェが座る2人掛けの座席の二手に分かれた

ぼんやりと流れゆく景色を眺めながら、アーシェは後ろ3人の会話を聞く

その感情は、アーシェ以外には決して知られることのないものである。

そう、思う。

位置共有の魔法が正常に作動していることを確認すると、目を閉じた。


「着きましたけど、アーシェさん全然起きませんね」

「あー、俺が起こすから先降りててくれ。あと、トモカズって呼んでいいぞ?」

「わかりました。トモカズさん、アーシェさんを任せますね」

すぅ、すぅと寝息を立てるアーシェを起こす。

「アーシェ起きろ〜。ついたぞ。」

「ふぁ…。え、もうついたの?」

「そうだな。30分くらいの道のりだったよ」

「あ、ごめんなさい。バスから降りなきゃね」

そう言って足早にバスから降りたアーシェ、眼前の光景に目を見張る。

植木のバラは色とりどりで、草木で出来たアーチにはダリアやコスモスが飾り付けられている

目的地、西庭園に着いたのだ。

「お、おはよーアーシェ。遅かったじゃん」

「でも、あんなにぐっすり寝てるアーシェ初めて見た。いつもは仮眠10分くらいなのに」

「昨日はあんまり寝れなかったんですか…?」

次々とアーシェに声がかけられる

「そんなに一気に質問したら答えられないだろ」

うしろから笑いながら話す声がする。

バスから最後に降りてきたトモカズだ。

「アーシェ、無理してないか?位置共有の魔法で魔力が持ってかれるならかけ続けなくて大丈夫だからな。」

そう、優しい声がする。

「大丈夫よ、大船に乗ったつもりでいてちょうだい」

「あ、アキエダさん…じゃなかった。トモカズさんとアーシェさんの分の入場チケットです」

手渡された長方形の紙、花柄で可愛らしいデザインの中に深緑の文字で「西庭園へようこそ!」と書かれている。

「じゃあ、全員揃った事だし西庭園にGO!」

そうアンナが掛け声をかけ、西庭園に入っていった

くじらのはらです。アーシェがヒロインすぎる件

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