森の中の女王
次は森を調査しよう
森の中は植物を見てないので植物を見てみる
ポーン♪
[【植物知識】確認]
[【鑑定】がアクティブになりました]
鑑定がアクティブになると周りが柑橘系の植物でイッパイだった
実が生っていないと解らないな…
蜜柑、柚子、檸檬、晩白柚
酢橘、八朔、橙等これでもか!と言わんばかりの種類があった
すだちの文字が気になって詳細をみると
ピッ♪
システム補助:【植物知識】酢橘
昔は食酢として使われていた為、酢の文字が使われている
平仮名ですだちと書くのが一般的
だそうだ、あ、あとグレープフルーツもあって
色がルビーやホワイト、ピンク等の種類があるみたいだ
因みに生っている姿が葡萄に似ているからグレープフルーツと言うみたい
さっき来た時にスルーしちゃったがハニービーの巣も調査せねば
周辺を調べると、巣はあったが先客が居た
『モ~~~~~~』ウミウシ(キリン)だ
その長い首を伸ばしハニービーの巣を直接舐めているみたいだ
『モッ』イキナリ小さく鳴いたかと思うと
ウネウネウネと割と早くその場を去った
去った後にブーーンと羽音を立てながら少し大きめの蜂が飛んでいた
ピッ♪
システム補助:【魔物知識】ハニービー(蜜蜂)
女王を主とするコロニーを築いており
その女王の攻撃力はかなり高く、体も大きい
コロニーを守る為ならレベル差を無視してしまうことも
蜂とコミニケーションを取れれば蜂蜜を分けてもらえる・・カモ
ポーン♪
[【言語知識】確認]
[【翻訳】がアクティブになりました]
『まったく失礼しちゃうわね、あのウシ!』
『ブブブブブブブブブブブ』
『落ち着いてるわよ!それより巣が破損したから材料お願いね』
『ブブッブ』
…なんか女王って言うよりギャルだな…
…今は交渉できる状況じゃないな…
…落ち着いた頃また来よう…
調査再開
…今までの森とそんなに変わらないな…
調査ついでに採取しておく
…そろそろいいかな?…
さっきの巣に向かう
『フンフンフン♪』
『フンフンフン♪』
『フンフンフン♪』
なんだかご機嫌だな、だが一言だけ”壊れたレコーダーか!”
まあ、ご機嫌なら交渉は出来るか
「女王様よろしいでしょうか?」
『え?人間?』私の周りを一周する
『変なやつ~』
「よろしければ蜂蜜を分けて頂けないでしょうか?」
『勝手に話を進めてる~うける~』
「何か欲しい物がありましたら」
「言って頂けたら何とか致しますので」
『欲しい物?蓬莱の玉の枝とか?火鼠の皮衣?なんか?』
…女王じゃなく姫だったみたいだ…
…竹に詰めてやろうかな?…まあ、やめておこう…
…でも両方ともこの世界だとありそうだな…
「解りました探して見ます」
サブタイの誤字修正
ギャル? ちゃんとギャルっぽいか心配