少し前の運営…
「はぁ~~~~~~~」
20代位の女性が机に突っ伏して大きくため息をつく
「ため息つくと幸せが逃げるわよ?」
年齢不詳な女性が窘める
「それ、どこ情報?」
「それより、イベントの申請どうします?」
「それよりって、アナタは…」
「まあ、イイわどれくらい詰まってる?」
「ぜんぜんです」
「え?ぜんぜん?」
「ぜ~んぜん、できてません!」
「それは…仕方ないわね」
「たしか、例のプレーヤーの所為なのよね?」
「この緊急イベント」
「あ、はい、こんなに早くホウライが解放されると思ってなかったらしく」
「ワールドクエストに組み込んでいなかったらしいです」
「あ~、AIのミスか」
「じゃあ、例のプレーヤーがサンゴ系出して」
「皆欲しがったって事ね」
「そうみたいですね」
「じゃあさ、クラーケンのパターン変えて」
「雷で、弱体化させちゃえば?」
「?」
「つまり、開始10分を開始すぐに変えて…」
「ウォーターで喧嘩が加速!そこに雷ドカン!主任頭イイ!」
「もっと褒めてイイのよ~」
「よ!世紀の美魔女!」
「…それ、褒めてないでしょ!」
「…(汗」
「…まあ、イイわ纏めときなさい」
「ハイッ!了解しました!」と言って、席を立ち、敬礼する
「軍隊じゃないんだから、やめなさい?」
「…」敬礼したまま固まる
「それじゃあ、あと宜しく」
「は~い」いつの間にか座って作業している
バタンと年齢不詳の女性が出ていく音がした
「はぁ~~~~~、緊張した」
「しっかし、この会社で本当良かった」
「いつか、私の好きなミリネタやりたいな~」
◇
「それでは、以上の様に進めます」
「期間は二週~一月の予定」
「イベント名は最終でお願いします」
「例のプレーヤーはどちらでもOK」
「りょ~かい」
この間の40代の男性がゆる~く答える
「で、だいぶ行き渡ってからもう一度ってことだな?」
「例の扉、例のプレーヤーが開けましたしね」
「まあ、シャーネー」
「あなたは、"シャーネー"暫く禁止です」
「ぐっ」
「オレのアイデンティティが~」
「そんなアイデンティティ、ゴミ箱にポイです」
「ノーーーーーーー」
運営 やっぱり暇なのかな?
ミリネタ=ミリタリーネタ=(近代)軍事ネタ
彼女は軍事ゲームを企画したいが為にこの会社に入った
BalanceWorld内だと近代は今は無理
注:イベント前の20代女性とは別人