山に登れ…ナイ
暫く観察すると、個数は少ないが黒い岩の様な物が流れている
…冷えた溶岩かな?…
たぶん、太陽の黒点と同じ感じなんだろう
と言っても溶岩は元の温度が元の温度だからな~
冷えたと言っても恐らく100度は超えているだろう
…火傷じゃ済まないな…
これは、火に強い従魔が必要だな
と言う事でホームに帰る
ランクが上がればホームからの召喚ができると思うが
今は出来ないので仕方ない
今いる水属性は、スライム(青と蛟だけだ
あ、クラーケンもサポート入れてないな
あとサハギンも入れてない
これらは水属性だと思うので居れば楽そうだ
…あ、そう言えば今ならスノーゴーレム仲間に出来るな…
よし、ホウライ行くか
◇
ホウライの例の扉外、サハギン鱒が居たので興味本位で聞いてみた
「えっと、サポートに入る?」凄いフワッとした聞き方をした
『我は姫のサポートだから入らん!』と返ってきた
…だとすると姫の命があれば良いんだ…
「あ、ココ入って良いんだよね?」一応聞いておく
どうぞと言う代わりに扉を開けてくれた
…アイスゴーレムの巣の入口が無い…
前に来た時は気にしてなかったが、地下への入口が無いのだ
…あ!また方向のアレか!…
ここから、メイキュキタまで行くのか…ドラゴン居るかな?
◇
メイキュキタで一旦ログアウト、イロイロ済ませログイン
前の時と同じく北を目指す
暫く歩くと遠くに山が見えた、頂上からは白い物が…
…あれ?クエスト出ない…
あれが氷噴山だと思うので…あそこまで歩くのか?
どの位あるのか、時間かかりそうだ
…ドラゴン…
…ドラゴン…
と心の中で唱えながら山に向かって歩いて行く
…あ、忘れてた!…
山の周り全体が湖に囲まれている、凍っていないので
湖底をあるくのか?とげんなりしていると
『シュンさん?』
後ろから呼ばれて振り向くが誰もいない
『下じゃ』
下を向くとヤダマのソンチョウが居た
「あ、ソンチョウ久しぶり」
『どうした、ここで何してる?』
「アイスゴーレム探してる、この中…に居るハズ」
『それなら渡してやろう』
「ありがたい」正に渡りに船だ
『帰りはソレを鳴らしてくれ』
船着き場の所には鐘が下がっていた
『それではの〜〜〜〜』
気付けば岸から離れて帰って行ってた
テイム成功したら要らないカモしれない
まあ、覚えていて損はない
上を向く、頂上は見えない
…はあ…
登るか!
突如、山歩きと言うキャラを思い出した
ズシーン、ズシーン