それぞれの進行
怖くなったので早々に部屋から出る
扉の所に居たベンジャミンさんに連れられて謁見の間へ
扉の両脇に屈強な兵士が立っている
右が斧?たぶんハルバード
左が槍?ではないな見た目は錫杖先はかなり尖っている
二人がガシャンと武器を鳴らし
「謁見~!」と言うとゆっくりと扉が開く
ベンジャミンさんが礼をしていたので私もしておく
「あたまあげていーよ」
なんだかチャラい言い方だ、顔を上げると
…あ、コンテストで審査員やってた人だ…
どうも国王自ら審査をしていたみたいだ
「シュンさまでございます」とベンジャミンさんが言った
「ああ、丼の、アレ俺好きだけどな~、他の奴がアラフォーだったから」
…なんだ?イロイロ知ってるんだな…
「シュンさまウラヌラさまです」
…ん?ウラヌスかな?…天王星の別名だから合ってるちゃー合ってるか…
「別名ノラリクラリとも言う」とウラヌラさまが言った
思わず吹き出しそうになったが何とか耐えた
「ウラヌラさま越境券をお願いします」とベンジャミンさん
「では、チケットをここに」と前にある台を指す
…えっと、私が行けばいいのかな?…
ベンジャミンさんを見ると頷いていたので
前に出て台にチケットを置く
サラサラと何か書くとチケットが光り越境券になった
ピッ♪
アイテム:越境券
ヘクタに越境するための券
「ご自由にどうぞ~」byウラヌラ
販売、譲渡不可
…フレーバーでも軽いな…
謁見の間から出て、王城から馬車で門まで、馬車に乗ってチオトの転移陣に
今日はココでログアウトする
◇
ひろこSide
ウラスマさまの部屋に入るとさっきまで居たシュンさんが居なくなっていた
代わりに部屋の中にクランのメンバーが寛いでいた
「なにしてるの?」
「あ、マスター来た!」「遅い!」「何かトラブル?」
「トラブルといえばトラブルかな?」
…あ、サブ居る…会いたくなかった…
「それよりコンセプトは調べなかったの?」とニッコリと微笑んでいる
…やっぱり来たか…微笑みが怖いです…
「トラブルって何だったの?」
「独占状況になってたアイテムがあってその処理ね」
「「「え?なに?」」」
「食紅」
「え?虫のやつでしょ?」
「花から採れるのがあるんだって」
「それよりウラスマさま置いてけぼりだけどイイの?」
「「「あ、ヤバイ」」」と言ってみんなでイベントを進めた
越境券を貰った所で無職が牢に入れられたと知った
あまりにも長時間放置すると投獄されるみたい
みんなはクランで入ってマスター待ちにしていたみたい
無職の子はソロで入って中のSSを取りまくって
時間をオーバーしたみたい
何やってんだか
ひろこサイド 需要があるかどうか解らないが、いつか書きたい
ノラリクラリ 最初ウラナリにしようかと思ったが意味が違うのでこうなった