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9話:再戦

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ブックマーク登録してくれたユーザー様ありがとうございます。

本当にありがとうございます!

もちろん登録はしていないけど、読んでるよって方もありがとうございます!

今話もぜひお読みください。

9話:再戦



キースからの書状には、1週間後に準男爵領へ着くようにとのことだ。準男爵領へは1日あれば問題なく着く。


なので出発は5日後。兵糧を集めるなどの準備で2日、兵がいなくなった後の領の安全確保のために兵以外の農民たちで警邏隊を発足する。


よかったのは、ロンド騎士爵領では兵士になるために、選抜訓練に通過する必要があり、そのために農民たちの一部は空いた時間を使って体力づくりや自主修練を行っている。


だから警邏隊という組織は、その兵士になるための登竜門ということにすれば問題なく集まるだろう。これの準備を急いでして3日。



出発までの5日間でやることをレスターとカール、執事長のマイセンに説明し、急いで動いてもらった。





~5日後~



「隊長!準備完了しました。いつでも出発できます」



「よし、マイセン、留守の間は頼む」



「はい!戦功を期待しております。いってらっしゃいませ」



「それじゃあキースウェル準男爵領へ向かって出発だ!」



「「「オオオオオオゥゥゥ!」」」




今回、農民からも出兵したいという声が一部からあがったが、それは断った。


農民兵を参加させれば騎士爵領の上限人数である100人に増えるが、戦闘訓練を受けていなければ隊としての動きに枷がついてしまう。


そうなるのであれば、訓練をしている50人で戦いに挑む方が良いという判断だ。



キースウェル準男爵領へ向かっている途中、レスターとカールに、戦争遊戯の内容を確認してみた。


①爵位によって最大動員数が変わる


②レベルは戦争遊戯での戦闘結果により上がる


③スキルは戦争遊戯中のみ発動する


④同じスキルは発動しない


⑤死亡でリタイアとなる


⑥リタイアするとレベル1となる


⑦総大将がリタイアしたら負けである



簡単にまとめるとこうなる。そして一番試してみたいのがスキルだ。貴族に叙爵された段階でスキルの概要は理解した。


この世界はオレがプレイしていたゲームの世界が元になっているのは理解している。そしてこのゲームを作ったメーカーが日本ということもわかってる。


でもまさか、このスキルが《()()()()》だとは思わなかった。



《4字熟語》の意味によって、味方の能力にbuffバフが掛かったり、敵方の能力にdebuffデバフが掛かったりする。


前回のキースが使ったスキル《士気高揚》は味方にバフを掛けるスキルだ。



その時々の状況にあっているスキルを使うと効果時間は倍増される。しかし状況にあっていない状態でスキルを使用すると効果時間は半減する。


要は使いどころが肝心ということだ。




スキルの効果と兵動員数は爵位によって変動する。また出陣できる貴族位にも上限が定められている。


騎士爵なら最大4名:兵動員数各 100人

 

準男爵なら最大2名:兵動員数各 300人


 男爵なら最大2名:兵動員数各1000人


 子爵なら最大2名:兵動員数各2000人


 伯爵なら最大1名:兵動員数 3000人


 侯爵なら最大1名:兵動員数 5000人


辺境伯なら最大1名:兵動員数 5000人


 公爵なら最大1名:兵動員数10000人



合計3万人と決められている。


そして子爵までは下級スキルと呼ばれその効果は10%UP、伯爵からは上級スキルと呼ばれ、効果は20%UPという位置づけになる。



スキルによって効果はいろいろ。あとは実戦で試していくだけだ。





ロンド騎士爵領を出て1日、キースウェル準男爵領へと到着し、キースの邸へと赴いた。




「久しぶりだな、コウジュン!」



「コウジュン騎士爵、以下50人、召集命令に従い、これよりキースウェル準男爵の指揮下に入ります・・・久しぶりだなキース。レスターやカールのことだが、非常に助かってるよ」



「それならよかった。あの二人はたまに交渉でこちらに来るが、お前に訓練で扱かれてると言ってよ。また時間ができたら、うちの連中にも手ほどきしてくれ。もちろんオレにもな」


「ハハッ!了解だ」


「それにしても50人?上限の100人を連れてこなかったのか?」



「あぁ。訓練に参加していない者を兵として参加させても、枷になるだけだからな」



「なるほど、それじゃあ連れてきた50人は問題ないってことか?」



「20人は正規兵として半年間毎日訓練漬けだ。ある程度の戦力にはなる。非正規兵の30人はまだ訓練を開始して3か月弱・・・練度はまだまだ」



「そうか?コウジュンの兵たちを遠めだが見てみたが、練度はなかなかだと思うぞ。常備兵は金が掛かるからな、上級貴族ならまだしも下級貴族で常備兵を作るなんてやってるところはこの国にはないぞ」


「レベルも大事だが、あくまでもレベルはどれだけ多く敵を倒したか?という指標なだけだ。レベルよりも動き方や地力の高さがモノを言う。もちろんレベルが上がることで多少だがステータスUPはされるから、それはそれで大切だけどな」



「確かにレベルはリタイアしたら1からになり、ステータスはリセットされるから総合的な実力は下がるだろうけど。もともとの地力はリセットされないからな。それで、オレの所もコウジュンを見習って常備兵を作ろうと思ってな。今はその準備をしている最中だったんだ。だけど、もう次の戦争遊戯だ」


キースも重要性の気づいたか。まぁ常備兵は金食い虫だ。戦時ならともかく平時には維持するための金だけがかかるから、余裕を持った領運営をしていなければ手は出せないからな。


そうだ。キースはこの戦争遊戯のきっかけを知ってるのか聞いてみるか・・・


「その戦争遊戯の原因だが、うちの姫様が要因だっていう噂があるそうなんだが、何か知ってるか?」



「ああ、その噂なら事実だぞ。ダルク国の王が姫を自分の側室に迎えたいとな」



「側室?正妃じゃなくてか?」



「ダルク国の王は女癖が悪いと評判でな。既に複数の妻を娶ってる。それで今回はうちの姫様ということだ。

うちの陛下はダルク国になんか渡せないと言って断固阻止してるという状況だ」



「それで、こっちは何を要求したんだ?」



戦争遊戯を始める前に、両国間で求める条件を提示する。その条件に合わず、それでも欲しい場合、戦争遊戯が始まるという流れだ。



「白金貨1,000枚」



「ぶっ!!」



オレは出されたお茶を噴き出してしまった。白金貨1,000枚。金貨1,000枚で白金貨1枚。白金貨1枚で1億だから、1,000億円だ。


そんな大金、どんな大国でも用意なんてできない。万が一用意できたとしても、そんなことしたら国が滅ぶ。


これは陛下は姫を政治的駆け引きに使うつもりはない・絶対に渡さないという意思表明ということだろう。



「だからダルク国は我が国を攻め滅ぼして姫を奪おうと戦争遊戯を仕掛けているんだ。まぁ前回の戦争遊戯でこちらが勝利した為、相手国の領土を1つ奪ってる。

だからうちを滅ぼすには2回勝てば言いわけだが、今戦えるのはライセン辺境伯軍ぐらいなのだ」



戦争遊戯で負けた場合は領土を一つ奪われる。プロヴァンス国は王都軍とは別に軍を持っている辺境伯領はライセン辺境伯領を除き、全て失っている。


そのため、ライセン辺境伯軍が負けた場合、プロヴァンス国は王都軍のみで戦うしかなくなる。しかし王都軍のみでは人数が少なすぎて勝てる見込みは全くない。


ライセン辺境伯軍が負けた段階で事実上の滅亡となる。現在、軍の精鋭部隊はライセン辺境伯軍のみだ。


それ以外の軍や隊は、戦争遊戯で負け続けたため、低レベルなのだ。レベルが低ければ爵位は上げられない。


要するに、プロヴァンス国は未だ亡国の危機ということだ。




せっかくこの国の貴族になって領地運営もうまくいきかけているんだ。亡国にさせるわけにはいかない。今回の戦争遊戯も勝たないと・・・




「さて、こちらの準備も出来ている。明日、ライセン辺境伯軍に合流する為に出発するぞ」





翌日、オレたちは本軍であるライセン辺境伯と合流し、決戦場であるルーブル平原へと到着した。


こちらはライセン辺境伯を総大将とし辺境伯5000人、伯爵3000人、子爵2000人、男爵1000人、準男爵600人、騎士爵350人の計11950人。


対して、ダルク国は総大将として辺境伯5000人、侯爵5000、伯爵3000人、子爵4000人、男爵2000人、準男爵600人、騎士爵400人の計20000人。


その差は8050人。まともにやったら数の差で敗北は必至。数の差を逆転させるには策を講じるしかない。


果たして、どんな作戦で戦うのか・・・これから辺境伯の天幕で軍議が開始される。


各隊の貴族が続々と天幕へ集まってきていた。



キースとオレが最後のようだ。今回の軍の中では一番遠いから仕方ないけど・・・



「よし。全員、揃ったようだな。これより明日の戦の軍議を始める!」



「「「「ハッ!」」」」




本話を最後まで読んでいただきありがとうございます。


「面白い」「次話も楽しみ」など思っていただけたら、とても励みになるので、


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