-藍原 愛実-
藍原さんの経緯とかもろもろを入れると長くなるので除いたら想定以上に藍原さんパートが短くなりすぎた。タイトル詐欺・・・
帰宅後ベッドに身を投げ出す。
あの後の話をまとめると藍原さんはサービス開始からあのゲームを始めたらしい。
バイトを探していた彼女は収入システムのあるゲームをたまたま手に入れたため、バイト兼暇つぶしとしてちょうどいいかもと別の高校に進学した友人を誘ってみたらしい。
そうしたら意外とはまってしまい収入そっちのけで楽しんでいるらしいが、大規模クエストが難航していて困っているそうだ。
大人数で収入もいいが地味で見向きもされていないらしく、人手が足りてないのでプレイヤー追加に合わせて勧誘しているようだが成果は得られず今日を迎えてしまったらしい。
追加が今日からなら本番はこれからじゃないかとも思ったがクランの勧誘なんかもあるし、そもそもあまり好ましくないらしい。無理な勧誘じゃなきゃいいと思うんだけど固有の雰囲気ってあるからなぁ、何かあったのかもしれないし。
そういうわけで僕に目をつけたらしい。
なんでも人手不足以上に料理に飢えているようで、調理実習を見てここで絶対確保しようと思ったとか。
ゲームを受け取り、一緒にプレイすることを約束する。(渡すためだけに用意してたそうだし・・・人が見つからなかったらどうするつもりだったんだ。)
そういうことになった。
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アタシは家に帰るとシャワーで汗を流し、部屋に戻る。
新しいメンツも見つかったし、食事問題も改善しそーだし、今日はいい日だ。そだ、捕まえたって報告しとこ。
まだ5時にはなってない。アプデは終わってないし、comyuで連絡しよ。
『助っ人捕まえた』
『でかした、どんな人』
『知らない。でも料理はうまい』
『大丈夫なのか、それ』
『だいじょぶ』
『信用ならんな・・・』
『ほんとだって』
『私は信じてるよ』
『ありがとー』
『どうなっても知らんぞ・・・まあ2人がいいなら仕方ないか』
今日から楽しくなりそーだ。
c○mmってアプリあったよね