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story tellor

作者: 灰色

オハナシをしようか。


え?今度こそ最後まで話してくれ?ヤダね、ボクが話したくて話してるだけなんだし、そもそも覚えてなかったりするし。それを文章にしているのはキミだろう?そんなに気になるのなら、つづきを自分で書けばいいじゃないか。あ、成功したことないんだったなぁ。


だってキミ、イチバン細かく話しているはずのボク自身の話ですらまとめて文章になんて出来てないじゃないか。もう長らくキミの中に居候しているけど、こんなに話しててもまだダメだもんな。頑張ってくれよもう。

他にも、沢山たくさん話してるよな?

ボクが設定まで話したものはまだいくらかは自力で続きを書けているようだけど、本当に冒頭くらいしか話していないものは全く進まなかったなぁ。ひとつの大きなセリフのみの時なんかは、そこにたどり着くまでの大雑把な流れは思い浮かべられても、冒頭ですでに挫折してたし。設定しか残ってないよねアレ。

何、悔しいのか?まぁ書きたいって気持ちだけはたっぷりあるみたいだしなぁ。途中でボクが放り投げたオハナシの続きが知りたくて知りたくて、キミは書くんだもんな。

正直期待はしてるんだよ?特にボク自身の話。だから話したんだしね。割と変な話だと思うから、誰かさんの手で文章にしたら、自分でもあの過去たちを、おもしろおかしい想い出として語れるようになれるんじゃないかと思うんだ。


(きっとキミもいつか、キミの頭の中で語るボクのことなど忘れていくのだろう。こんなキミの世界においては、非現実的な部類に入るだろうボクなんかのことは。キミも人間なのだから。

そうしていつか、"物語"を綴ることさえも、忘れていくのかもしれない。その頃にはボクのことは、記憶に残ってすらいないのかもしれないね。ボクを知るのはキミだけなのに、さ。

だからどうか、どうかその前に。せめて、ボクのオハナシを、存在の証を)


キミの手で、"物語"に仕立てておくれ。待っているから、さ。


(きみがわすれてしまう、そのときまでは)

ボクのために、僕は頑張らなくちゃと思った話。

詳細はたぶん活動報告の方にここよりは分かりやすく書いてある、はず。

興味の湧いた方は、見てみてくださると嬉しく思います。

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