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2018年3月27日 自己PRビデオの正解がわからない

先日に続き、就活の難しさシリーズ第2弾として、就活用ビデオ撮影の難しさを記していこうと思う。


超大手企業の一部では、エントリーシートとは別に、15秒程度のビデオを提出することを求めてくることがある。


条件として、就職活動であることを意識した上で、節度を保ちつつ、自分自身をアピールすることを15秒の間に求めてくるのだ。


これまで様々な様式の採用方式に苦しまれつつ、何とか自分なりの対策方法を見出してきた私であったが、このビデオ撮影に関しては何が正解なのかさっぱり分からないまま終わってしまった。


私自身の就職活動でビデオを撮影し提出した際には、全く手応えが掴めないまま落選している。




この日は、野球部の岡田監督が尿管結石の痛みを抱えながら、ビデオ撮影のためにグラウンドまでやってきた。


岡田は、野球部で監督を務めているという特殊性と、部員からの信頼をアピールする目論見らしい。


ビデオ撮影は監督・脚本・演出を岡田が、撮影・演出アドバイザーを和田が務める形で行った。


まずはAパートで岡田が軽い自己紹介。Bパートで部員2名が岡田をヨイショするコメントを軽く述べ、Cパートで出演陣全員で締めるという構成となった。


Bパートの部員の選出は、野球部のイケメン数名を選抜し、厳正な実技試験の結果から絞り込んだ。


ここで俳優としての才能を段違いで発揮した中澤には岡田監督も期待を寄せていた。




撮影開始。


Aパートの自己紹介でドヤ顔で噛みまくりリテイクを連発する岡田に対し、私が改善策を要求したところ理不尽に怒られたのが印象的である。


Bパートでは、部員のヨイショが凄まじかった。事実、岡田のチームに対する貢献と部員の信頼には疑う余地がないのだが、岡田が部員に対して『自分の言葉で俺の良いところを言ってほしい』という、ジャイアンを彷彿とさせるような一言を告げたおかげでハードルが上がってしまった。岡田は将来間違いなく天然パワハラ上司になると思う。


Cパートでは、甲子園の学校紹介を意識した野球部らしい締めを演出。このとき、部員全員を集合させた方が覇気があったと後悔している。


確か1/4もいないくらいの人数で行ったため、ヤラセ感が滲み出てしまった。




今回の撮影では、全員が持てる力を出し切ったと思う。


しかし、完成したビデオは自信を持つには至らない出来であったことは事実であり、ビデオ撮影の選考を通過している人はどのようなビデオを提出しているのかかなり気になった。


岡田のビデオ選考の結果は落選。


敗因はヤラセ感なのか、もっと根本的なところなのか。


岡田監督はこの結果に対し、Bパートで出演した部員の選択を間違えたと責任を転嫁していた。




ビデオ撮影には突出した個人的能力が無い人にとっては仲間の協力が必要不可欠となる。


確かに撮影時に、撮影班の団結力を感じたし、あの出来でもみんな達成感があった。


しかし社会は残酷である。結果が全てなのだから。


ビデオ撮影の選考には、社会の洗礼の要素が詰まっているのかもしれない。




-----2024年3月27日の私より-----


社会人になって数年経ちますが、結局あれは何が正解なんですかね?


未だによくわかっていません。


基本的には、見ていてストレスがないよう配慮がなされているか、ということが重要なのでしょうかね。


もし自己PRビデオの通過者がいたらコツを教えてください。

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