2018年3月16日 煮卵遠征に暗雲立ち込める
就活の予定をキャンセルし迎えたこの一日を、私は間近に迫った第7回煮卵福島遠征前会議の2回目に充てた。
この日の議題はレンタカーの手配について。
男5人が乗る車ともなれば、それなりに大きい車が必要となることは明らかだったが、レンタカー会社で空いている車はコンパクトカーしかなかった。
コンパクトカーに男5人が乗ることの是非については、物理的な問題と共に、道徳的な問題、倫理的な問題も発生しかねない極めてデリケートな問題であり、「ワンチャンいけるっしょ」などという学生のノリで決めていい問題ではない。
カローラかフィットならいけるのではないかという話になり、結局少し課金してカローラを予約。
しかしここで山中がハイエースを要求。
この返しを予想していた私は、すかさずハイエースに変更した場合の20,000円の見積書を提示し、その金額を山中に請求した。
そもそも山中は無免許であることが判明し、どっちみち言い出しっぺがこれじゃダメじゃんという風潮の中、西田の「でもどうせ犯罪するんだから良いじゃん」という山中に対する火の玉ストレートのド正論が飛び出るなど、会議は荒れた。
その後、これまた後日予定されているリアル脱出ゲームの予約確認を行っている最中に事件が起きる。
先日筆記試験を突破した出版取次会社の1次面接の日程が、煮卵遠征1日目と被ることが発覚。
緊急悲報として煮卵LINEにその事情を報告し、悲しみの声(発生源は主に和田)が煮卵を包み込んだ。
まさかの遠征途中参加が確定。人生の汚点である。
私はこの日以降、ひたすら別日の選考枠に空きが出るまで採用ホームページをF5連打する毎日を送ることになる。
採用とは全く関係ない私の戦いが始まってしまった。
そういう意味では、この日に既に遠征は始まっていたのである。
-----2024年3月16日の私より-----
これまで6回開催されている煮卵遠征で、唯一私が参加率100%でした。
その記録が途絶えたことも悲しかったですし、普通に煮卵遠征を楽しみにしていたので何とかしたかったですね。
後日、一刻も早く遠征に合流するための熱い戦いが幕を開けることになります。




