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2018年2月12日 渡辺、大手出版社幹部と繋がってる説

S社の出版社らしく分量が多いESを、4枚の書きなおしの果てにようやく最後の項目まで辿り着いた時、ふと余計な不安が頭をよぎった。


「そういえば今まで全部だである調で書いてるじゃん俺…」




一般的なESは、丁寧な印象を示す効果がある「ですます」調を使って書くことが多いらしい。


しかし、私が普段「ですます」調を使うことはなく、最後に「ですます」調を使って文章を書いたのは小学校低学年まで遡るのではないだろうか。


その癖で思いっきり「だである」調を使っていたことが、急に気になりだしたのである。




困ったら煮卵に相談だ


ということで、早速相談する。こういう時の池田は返信が異様に早いので本当に助かる。


池田は、普通は「ですます」調だよね。「だである」調だとインパクトはでかいから印象には残るんじゃね?


とアドバイスを送る。


まあ正直この言葉は私の不安を掻き消すにまでは至らなかったが、「だである」調だから落とす企業なら行きたくねぇわ、と信念を貫く勇気を与えてくれた。




そしてESの最後の項目だが、題目は「弊社の雑誌を売るための宣伝・PR企画を考えてください」というものだったが、私にはさっぱり面白いアイデアが浮かばなかった。




困ったら煮卵に相談だ


ということで、早速相談する。こういう時の渡辺は発想が異様に鋭いので本当に助かる。


渡辺は、「歴代のバックナンバーを揃えて立ち読み限定で公開する」とか、「漫画村に対抗したアプリを作る」とか「作家の作画の過程をアプリなどで配信する」などといった案をポンポン出してくれた。


池田も池田で、「ミサイルに耐えるためには何冊のジャン〇が必要か検証する」、「ジャ〇プを瓦割りみたいに叩き割ってみる」などの案を出してくれた。池田はS社に何か恨みでもあるのだろうか。


アイデアをそのままパクるのも気が引けたので、小学校とのコラボ企画を3人で考えて、それを提出した。




結果論だが、ESは通過しており、結局文体よりも内容が重要だということが立証された。(これが言いたかった)


また、渡辺が出した案は、後々ことごとく実現しており、一種の恐怖を覚えた。


おそらく渡辺が留年せずにS英社を受けていたら、間違いなく内定を勝ち取っていただろう。




-----2024年2月12日の私より-----


本当に煮卵のメンバーは頼りになります。


渡辺の発想は柔軟で本当に面白いですし、池田はyoutuberとしての才能も感じます。


S社のES通過率は6割くらいみたいです。ひとまず上位6割には入れたということで、これも自信になりました。

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