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2018年2月3日 『愛』とは何か?

昨日の乳議論は日にちを跨ぎ、深夜テンションが伴うことによって、悪い方向に活性化していくことになる。


その中で興味深いテーマが投下されたので、今回はそれについて記しておこう。




全ての元凶は、和田の何気ない一言から始まった。


「一人でいるときに媚薬飲んだらどうなるのかな?」


ロクなことにならないことが分かりきっているため、実際にどうなるのか知る人などいないだろうと思っていたが、池田の友人がやっていたらしい。


池田の友人は、精力剤を一人で飲んだようだ。その効果は絶大。


反り立つ男根と引き換えに、それ以上に大きな悲しみの感情を味わったそうだ。


この悲しみの気持ちの大切さを巡って議論が交わされることになるのである。




池田は、この虚無感を忘れなければ、この世から浮気は無くなるだろうと主張した。


しかし、現実的には浮気は文化と言われるほどに蔓延している。


この穢れた世界から逃避するため、和田は南極への移住と、ペンギンとの共生をすることを宣言した。


ただ、ペンギンも浮気をするという情報が飛び出し、何も信じられなくなった。




そんな中、池田が、先輩が4年半付き合った彼女を寝取られたという話を披露。


酷い話ではあるが、人間は動物であり、「愛」よりも「欲」が勝るのは必然的な結果なのかもしれない。


我々生物は、子孫繁栄という目標の下に命を授かった。その目標を達成する上で、愛は本来不要なはずである。


しかし知能を持った人間は「愛」を知ってしまった。


知ってはしまったのだが、やはり本能では「愛」を肯定できない。


それが浮気が生じる原因であり、仮に世界から「愛」が消えたなら、ハッピーエンドなのではないだろうかという仮説が提唱された。




ここで渡辺が議論を展開させる。


古代ギリシャの叙事詩に、遭難して腹が減りすぎて、ようやく食料にありつけたとき、初めて失った仲間を嘆き悲しんだというものがあるようだ。


つまり、付き合いたての「愛」は「欲」に変換されるべきなのだという。


更に、一旦「愛」という概念を認めた上で、結婚に必要な「愛」と、恋愛に必要な「愛」は異質だとした。


ちなみに私は、この主張には概ね賛成である。


私は、前者が動物的であるのに対し、後者は人間的であるという点で異なると考える。


(前提として、動物的と人間的に序列は無い)


渡辺は、前者は相手に対する寛容さが求められるのに対し、後者は「相手を許す」というベクトルが弱い分、自分本位的なものであるとした。




さらに池田が議論を展開。


欲の終着点はメンヘラなのではないかという話を持ち出し、欲をお互いに満たし合っている状態が「愛」なのではないかと主張。


しかし、渡辺は、本人たちがそれを「愛」と主張したくて仕方ないという点で、純粋な「欲」とは異質であり、池田の理論が正しいとすると、セフレこそ「愛」の象徴になると批判した。




今回の議論における煮卵としての一つの結論として、『両者の欲の力学によって関係が変化し、釣り合った状態のことを「愛」と呼ぶ』というところで落ち着いた。




議論の熱は冷めぬままで、このままだとまた新たな議論の展開が生じそうだったが、山中の「セフレセフレ制」という新ワードが飛び出したところで、意味が分からなさすぎて議論は幕を閉じたのである。




議論まとめ~名言風に~


和田「『愛』は本能では肯定できないものである」


渡辺「結婚に必要な『愛』と、恋愛に必要な『愛』(≒『欲』)は異質である」


池田「『欲』をお互いに満たし合っている状態が『愛』である」


煮卵「両者の『欲』の力学によって関係が変化し、釣り合った状態のことを 『愛』と呼ぶ」


山中「セフレセフレ制」




-----2024年2月3日の私より-----


昨日の議論に比べたら有意義な議論だと思います。


いわゆる恋バナってやつですね。ウケますね。


愛について色々語ってはいますが、当時池田以外は彼女がいません。

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