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2018年1月20日 煮卵の新拠点が大森となった日

配属先の決定とは、新入社員にとっての最初の運命分岐イベントかもしれない。


大学の先輩や、現役合格した高校同期で西日本や東北などの遠く離れた地に配属されている人を何人も見てきた。




この日は、2018年4月入社予定の煮卵・池田の配属先が決まる日であった。


池田の場合、関東のどこかに配属ということは確定していたが、それがどこになるのかが不明だった。


池田家がどこになるかということは、煮卵としては非常に重要な事柄となる。


何故なら、遠征以外のイベントの殆どは池田家開催だからである。




正午頃には配属先を決める面談が終わるということだったが、「面談を生中継しろ」などという要求を池田に既読スルーされたため、我々は期待と不安を膨らませながら、池田の報告を待っていた。




12時10分、池田から報告があった。


池田の配属先は、大森となった。煮卵のメンバー全員の家から近いとも遠いとも言えない結果となった。


それに伴い、早速勝手に池田の引っ越し先を探すことに。


煮卵イベントの開催地となるため当然会長である私の仕事である。


池田の要求する最低限度の条件を照らし合わせると、家賃は12万程度が相場であることが発覚した。




家賃は給料の1/3が相場という言葉もあるが、この金額は池田の初任給の1/3を3万ほど上回る。


しかも手取り金額となればまた話も変わってくるだろう。


「というか大森で12万かよ、大森とか東京の外れじゃんとか言って舐めてたわ」


などと大森民が聞いたら激怒しそうな会話が飛び交う。


発言主は6年前のことなので忘れてしまった。




池田的には、12万でも出世の為なら耐えるらしく、基本軸はその物件に引っ越しすることで決まったようだ。


早くも話は、誰が一番最初に池田家に遊びに行けるのかを競うイベント、池田杯(N1)の話に脱線した。




まさか半年後にはこの引っ越しが無意味になることなど、この時誰もが予想していなかっただろう。




-----2024年1月20日の私より-----


私も諸事情で最近大森界隈の家賃を調べましたが、やはりそのくらいしますよね。


大森は東京の外れという認識は少し舐めすぎていますね。


東京の生活圏を考えたら結構なホットスポットです。


私は結構物件探しは好きなので、誰かが引っ越すタイミングで勝手に物件探しをします。


たまに築2年の一軒家が安く掲載していたり、面白物件に出会ったりするのも醍醐味ですね。

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