2018年1月17日 新年初敗北を喫した日
一人暮らしをしている私にとって、母のアパート来襲、というイベントは、「来襲」というワードを採用するほど私にとっては一大事である。
母は部屋の汚れに対して異様に厳しいところがあり、母がアパートに来ると判明し次第、我がアパートでは大掃除が決行される。
しかし大掃除するといっても、私自身割と綺麗好きなので、掃除は定期的に行っているし、部屋もそこそこ綺麗なはずだ。
大概、いくら掃除しても、母は何かしらの不備を発見し、何か小言を言われるのがオチである。
そしてこの日もそんな感じだった。
そんなことより、この日最大のイベントは、ゼミの新年会だった。
新年会では、4月から新しくゼミに加入する新3年生の歓迎といった意味合いが強い。
そして、自己紹介では一発芸を行うというのも伝統なのだった。
この一発芸、私はそこそこウケる自信があった。
私は顔がとあるサッカー選手に似ているので、今年もその鉄板ネタを披露しようと思っていた。
みんなも多分それを期待している。
そんなことを考えつつ、一発芸のことを心配する同期や後輩に余裕のアドバイスをしていた。
文章の流れからバレバレかもしれないが、今年は盛大に滑ってしまった。
部活の一発芸でも滑った経験はあったし、高校時代の部活では99%滑っていたのだが、今回の滑りは、絶対の自信があったのに滑るという点で初体験であり、未曾有の恐怖に近い屈辱を味わった。
お笑い芸人が、滑ったときの空気がマジで怖い、と話していた気持ちが分かった気がしたのだった。
その後も、女子の後輩に対する教授からのアンケート(セクハラではないと主張)として、「この中(私たちの代の男子)で付き合うとしたら誰?」というセクハラに対する回答を投票形式で取った際、私に対する投票は0票であった。
そんなこんなで、新年初の敗北を喫したような感覚で新年会を終えたのだった。
-----2024年1月17日の私より-----
大学時代、というか学生時代にまともな恋愛話とかはありませんでしたね。
部活にも女子マネがいましたし、ゼミも比較的女性が多かったのですが…
まあ原因は分かりきっています。余裕が無さ過ぎた。
もし仮に同じような境遇の男性諸君がいたら、時の流れが大体の物事を解決してくれるということを伝えたいです。
運命的な巡り合わせとかありますからね。本当に。