2018年1月14日 東京のビル群に現実を見た
この日はスノボ遠征最終日。
旅行全般に言えることだが、最終日の行動は何か思い残しは無いか考えるあまり、突拍子もない行動になりがちである。
例えば、無意味だけど、誰が滑った跡もない新雪の上を滑走してみたくなったりする。
そうしてフカフカの新雪でスピードを奪われ、更には膝の上まで雪に埋もれて身動きが取れなくなり、結局は時間を無駄にするのである。
この日も野球部のメンバーとはスキー場で会えればいいや、と考えていたのだが、この日は本当に会えなかった。
一度だけ岡田に出会い、田邊が滑れずに絶望しているという情報を耳にして、なんとも言えない気持ちになった記憶がある。
※前日の日記で記した通り、田邊には私が滑り方を教えるということを話していた
スキー場最後の昼食を食べる前に、一度だけ上級者コースにも行っておこうということになった。
毎度思うのだが、中級者コースと上級者コースの難易度には差がありすぎる。
刻むだろ…普通!もっと…段階を…!
案の定、私は上級者コースで、心の中で色々な人に謝りながら、築地の冷凍マグロと化したのであった。
昼食を終え、ラストの走行は岸本と共に。
スノボは2泊がちょうどいいや、なんて会話をしながらペンションへと戻り、帰り支度を済ませる。
雪国にしては珍しい、40度に満たないぬるま湯で何とか体を温めてから、タクシーで駅まで向かい、新幹線で東京へ。
道中、富士山を眺めながら煮卵ラインを動かしていると、研修真っ最中であった西田が愚痴をこぼしていた。
「研修」というワードで、岸本は就活真っ最中、私もそろそろ本格的に就活が始まることを思い出す。
就活について語っているうちに東京のビル群が見えてきて、あっという間に現実を見せられたような感覚に陥ったのであった。
東京駅に到着して岸本と別れ、スノボ遠征が終了。
さて、いよいよ就活が始まる。
-----2024年1月14日の私より-----
旅行の最後はいつだって切ないですよね。
スノボに限らずですが、私は旅行なら2泊派の人間です。
1泊だと、やりたいことの取捨選択が必須ですし、3泊だと間延びしてグダグダになりがちです。
2泊がいろいろ丁度良いです。旅行した~という気分になります。
これまでが年始編だったとすると、これからいよいよ就活編へと突入していきます。
エントリシートの山、面接での攻防、様々なイベントが目白押しとなります。




