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2018年5月26日 新企画!シャングリラダイエット

この日は、私にとって第1志望のグループ企業の一次選考の日である。


私はこのグループ企業の企業を3社受ける予定であり、そのいずれもが魅力的な企業だと感じている。




今までの就活の集大成ともいえる選考になるのだが、この日の私は夜更かしをしていた。


というのも、フォートナイトに激ハマりしてしまった影響で、なかなか寝るタイミングを逸していた。


さらに、池田がフォートナイトで共に戦う意思を見せてくれたのが午前3時のことである。


さすがに選考に響きそうだと思ったため、池田との対戦を一戦に留めておいて就寝。


大した睡眠時間も取らない状態で試験会場へと向かったのである。




一次選考は筆記試験。


出版社の筆記試験ということで、それなりの難易度であることが予想されたが、S英社の筆記試験に受かっているという事実が私に大きな自信をもたらしていた。


今回も一般教養を答える問題と、発想力を求められる問題の2つがあるということを知っていたが、一体どんな問題が出るのかまでは予想できていなかった。




試験開始。


まずは一般教養の問題。


漢字も特に難しい問題は出てこず、問われた知識もまあ何とか対処できるというレベルのものであった。


ただし服のブランドとかは壊滅だったことは苦い記憶として残っている。




まあ6割くらいは解けただろ、という手応えで、実質本番の発想力を問われる問題に。


今回のお題は、「ITと絡めた新サービスを考えてください」というもの。


正直私にとっては難しいお題であった。


というのも、かなりITに疎いから。


最初の10分間、全く良いアイデアが思いつかずに徐々に焦りが生じてきた。


焦りが生み出した訳の分からない思考回路の末、私の脳はある1つのCMに辿り着く。


そう、ライザップである。


幼少期から肥満の私はこう思った。


ああ、クリロナみたいな肉体になってみたいなぁ…




こうして私が生み出した新サービス、それが「シャングリラダイエット」である。


みんなが憧れるアスリートの肉体のAIが分析。


同じくAIが分析したユーザーの肉体と比較し、理想のアスリートの体に近づけるためのメニューを提案してくれる、という画期的なサービスである。


なお、サービスの説明文に必ず絵か図を付けてください、と書いてあったので、私はクリロナの肉体を描いた。


しかし、私の画力では、ただ棒人間の腹部に「肉」と書かれた忘年会芸のような絵になってしまっており、全く何の説明にもなっていなかった。




ある程度の自信を持ってテストを終えた。




後日、一次試験通過の報せが届いた。


極めて順調である。




-----2024年5月26日の私より------


シャングリラダイエットは良いアイデアでしたね。


似たようなアプリは既にありましたが。


ネタに困ったときは、昨日の自分の生活を一から思い出すと何かしらヒントが得られる気がします。

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