表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
147/160

2018年5月25日 渡辺はアンパンマンマーチを弾き語る

この日、渡辺のTwitterにある動画が投稿された。


それは、アンパンマンマーチの歌詞がすごくエモいということを再認識させられた渡辺が、その素晴らしさを大衆に広めようと、自らアンパンマンマーチを弾き語るという内容のものであった。


渡辺の歌声の甘さは、おおよそ平井堅のそれに近しいものがあるため、ツイートの影響力については特に確認していないが数万リツイートはくだらなかったと思う。


このツイートを確認した池田は、渡辺の弾き語り動画が結構好きなようで、定期的に新作をアップしてほしいと要望を出し、渡辺も「じゃあ歌うわ」と快くその意見を取り入れる意思を見せていた。




煮卵で作詞・作曲の能力がある人物は渡辺・川口と2人おり、既に煮卵オリジナルソングは7曲程度存在する。


当分の目標は、そのオリジナルソングの収録と発売、オリコンランキング98位以内というものである。


この目標自体は、まだ川口や渡辺の音楽の才能が具現化していなかった2013年の煮卵黎明期に掲げられていた目標であり、当初ネタ枠として掲げられていた目標は、奇しくも実現に向けて着実に歩みを進めている。




そうだ、我々にならばなんでもできるという自己肯定感を抱きながら、私はアルバイト先の塾へと向かった。


塾で私が教えているのは中学生。


中学生といえばほぼほぼ反抗期の全盛期のようなものであり、「先生そろそろアルバム出しちゃうかもしれないわ」という雑談に対し、「やめた方が良い」「キモイ」「俺は買う」などの様々な反応が得られた。


何か大きな目標を実現させるときには、必ず反発の声が寄せられるが、そのような声に挫けずに、自分の意志を貫くことが大切である。


まさにそのようなことを人生で一番最初に我々に教えてくれた曲こそ、アンパンマンマーチかもしれない。




私は幼少期、初めてアンパンマンの原作を読んだときの話が、「アンパンマンが自分の顔をあげすぎて、首無し状態で空を飛んでいる」というなかなかえげつない絵面の話であり、その話がトラウマとなって絵本自体を読まなくなってしまうという大変辛い過去があったためアンパンマン自体はそれほど好きではない。


ただそれでも、アンパンマンマーチだけは本当に良い曲だと感じる。




-----2024年5月25日の私より------


幼少期の私へ与えたトラウマは強烈でした。


この事件以来、何かしらの絵のキャラクターや人形、クマの木彫りを見るだけで食欲がなくなってしまうという大変困った事態を引き起こしました。


このトラウマは3年間続き、ディズニーは私にとって悪夢の権化のような状態になりましたね。


親も大変苦労したようです。ただ私が一番辛かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ