2018年1月12日 ハプニングのち猛吹雪
この日、重要なイベントを2つ抱えていた私の朝は早かった。
本日の私に求められるのは、ずばりスピード力である。
なぜスピードが求められるのか。それを知っていただくために、前提を記しておく必要がある。
私はこの日に、煮卵のメンバーの1人である岸本と共に、スノボに行く約束をしていた。
移動手段は新幹線。
新幹線の東京駅出発時刻は11時50分であった。
つまり、常識的に考えて、遅くともその20分前の11時30分には東京駅に到着したいところである。
その前に、私は千葉にある歯科病院に行くことになっていた。
予約の時間は9時である。
つまり、9時からの診察を済ませ、10時30分までにアパートへ帰り、10時45分には東京駅へ向けて電車に乗る…
これが本日の私の計画である。
さて、前提はここまでである。それでは、実際に起きた出来事を記していこう。
まず、診察に遅刻した。
自転車で向かったのだが、自分のスピードを過信していた。
家から病院まで15分で着く見込みで出発したのだが、道を間違えたりして25分かかってしまったのである。
9時10分に病院に到着。
この時点で脳内で岸本に対する謝罪ラインの文面を考え始めた。
新幹線のチケットは私が持っていたので、私が遅刻したら岸本も道連れである。
旅は道連れ世は情けとはまさにこのこと。(誤用、むしろ逆)
診察開始は9時30分。
診察の内容は、去年秋に発見された親知らずの抜歯にむけ、初回の検診を行うというものだ。
診察自体は非常にスムーズに終わり、時間に余裕ができたと思っていたのだが、この病院、会計の待ち時間が異様に長かった。
結局、9時45分に診察は終わったものの、病院を出たのは10時20分である。
岸本に対して「一番早いと10時20分には東京駅に着くよw」とか言ってた過去の自分を殴り倒したい。
行きとは比べ物にならないスピードで自転車を漕ぐ。
帰り道は上り坂が多く、通常であれば行きよりも長い時間を要するのだが、ここは20分で家に到着してみせた。
10時40分、すぐにスノボ用の荷物に持ち替えて駅へとダッシュ。
11時2分、電車に乗り込む。
この時点で、東京駅の予想到着時刻は11時41分。
東京駅で岸本と合流し、新幹線に乗り込むという行程を8分で行わなければいけなくなった。
事前の綿密な情報共有により、東京駅到着と同時に岸本と合流することに成功。
スムーズな合流に成功し、重い荷物を抱えて新幹線乗り場へと走り出す。
運命の20番ホーム。我々が走ったその先に、北陸新幹線は待っていた。
我々の勝利である。
冬なのに汗だくで新幹線に乗り込み、斑尾高原スキー場へ。
現地は吹雪であった。
タクシーで旅館へ。本番は2日目ということにして、この日は軽く初級コースを滑ることに。
ここでまたしてもハプニング発生。
3日分のリフト券の引換券を紛失。
雪道を走りづらいスノーブーツで全力疾走。途中で一回コケる。
ボードのサイズを確認していた雪道に、雪まみれの引換券を発見。
またしても勝利してしまった。
発見したリフト券を使って初級コースを滑り、2年ぶりのスノボを楽しむ。
2日目以降は中級者コースにも行こうと話しながら、リフトでコケてリフトを止める。
さて、2泊3日のスノボ旅行編の始まりである。
-----2024年1月12日の私より-----
久しくスノボに行けていないので、この記事を書いていてすぐにでも雪山に行きたくなりました。
斑尾高原スキー場は、人が多すぎずとても快適に楽しむことができた記憶があります。
ハプニング続きではありましたが、なんとか予定通りにスキー場に辿り着けて良かったです。
ただ、いつか痛い目に合うと思います。




