2018年5月2日 煮卵首脳会議@大森
この日は、先日の塾とはまた別の塾の採用面接のために池袋へと向かった。
池袋到着と同時に、和田を予想外の事態が襲う。
なんと面接の時間を2時間も間違えていた。
今回は遅い方ではなく早い方に時間を間違えていたので、連日の惨事は回避したものの急に時間ができて困った。
池袋といえば私が苦しみの浪人時代を過ごした街であり、空気を吸うだけで吐きそうになる。
ぶっちゃけ池袋から移動したかったが、それもそれで面倒だったので、私はゲーセンへと向かった。
私は連日の就職活動で所持金が残り少ない。
そこで、私が選択したゲームは麻雀である。
麻雀であれば、勝ち続ければ初期費用の100円だけで無限に遊ぶことができるからだ。
私は約1時間半を麻雀で乗り切ることにした。
45分後、そこには連戦連敗で500円を使ってしまった私がいた。
特に、大幅なリードで迎えたオーラスで役満を放銃したのには運命を感じた。
麻雀って楽しくないよね。
私はゲーセンを後にし、大人しくドトールへと向かった。
コーヒーを頼み、席を確保して時間を潰す準備ができた。
ここでスマホでもポチポチやってれば勝手に時間は過ぎていくと思っていた。
しかし、私は一か所に留まることができない人間なので、コーヒーを飲み干した15分後くらいに居てもたってもいられなくなり、店を後にした。
ここから私の当てのない散歩、というより徘徊が始まる。
とりあえず裏道に入ってみたりする。
得られるのはほんの少しの発見と、とてつもない虚無感。
時間を潰すのが致命的に下手なことが改めて判明したので、次からは絶対に時間を確認してから家を出ようという小学生並の決心をして、面接会場へと向かう。
やたらフカフカで腰を壊しそうなソファに座りながら順番待ちをした。
こんだけ緊張しない面接も初めてだくらいの気持ちの私がいた。
私の順番になる。はっちゃけた。ウケを狙いに行った。
どうしてこんなことができたのか。それは、最終面接の切符を2つ有しているという心の余裕と、その2つの企業より志望順位が低いという事情が主な理由である。
しかしこれでもウケは良かった。
案外このくらい適当な方が良いのかもしれない。
結果は合格。
2次面接への切符を手にした。
一度千葉へと帰り、大森で行われる煮卵首脳会談の準備をする。
結局この日の参加者は池田と和田のみ。
まあ通常煮卵行事の参加率はこんなもんである。
池田と大森駅で合流。
一度池田家に荷物を置きに行き、その後牛角大森店へ。
特に大森らしいものを食べようということにはならないのが煮卵クオリティ。
お互いの就活の話とかしてたら時間が過ぎていった記憶がある。
帰り道、肉が歯間に挟まったのが死ぬほど気になったので、コンビニで歯ブラシを購入し、歯磨きをしながら池田家に帰った。
池田は、「普通なら止めるけど、大森にもそう長くはいないし、二度と来ないだろうからまあいいや」と言っていた。
歯間の違和感を取り除けぬまま、池田家到着。
即刻、池田がハマっているというフォートナイトに初挑戦。
まず操作方法が分からないので、序盤は池田のプレイを観戦。
その後、とりあえず上位20人を目指して交互にバトルすることに。
私はこの手のゲームは特に苦手であり、とにかく草むらに身を隠すことで、戦わずして好順位を獲得する作戦を決行。
隠れる前に倒されるという惨めな戦いを繰り返すことになった。
池田が18位くらいを獲得し、一気にボルテージが上がったのが午前1時くらい。
キリが良いので寝ることに。
明日帰宅と同時にフォートナイトをダウンロードすることを誓った。
-----2024年5月2日の私より-----
ここからしばらくはフォートナイトばかりやっていましたね。
ずっと草むらに隠れ続ける戦法を続行していたので、一向に上手くなりませんでした。
池田は建築技術を身に着け、一気に才能を開花させました。




