2018年1月11日 OB訪問も善し悪しあります
OB訪問というものは、興味のある業種・企業で働いている大学のOBにオファーをかけて、仕事の内容や働き方についてあれこれ聞き、あわよくば別の社員を紹介してもらったりして、コネを作っていく、みたいなイベントである。(自論)
それ以外に、母校の学生にアプローチをかけていく逆オファー型、スカウト型と呼ばれる形式のものも存在する。
後者の場合、多くは企業の若手社員が、「課せられたノルマ」として、部活の後輩複数名から芋づる方式で、様々な学生に声を掛け、たまたま優秀な学生が自分の企業にエントリーしてくれればノルマ達成、といった感じがして、決して前者と比べると内定に直結するわけではないという印象を受けた。
この日、私が行ったOB訪問も、いわゆるスカウト型のものだった。
問題だったのは、実は昨年同じOBを訪問し話を聞いた際、その先輩の属している業種に自分が大した興味も適性もないことが、昨年時点で判明してしまったことである。
軽く昨年末のOB訪問をダイジェストで振り返る。
3時間という長丁場となった前回のOB訪問。
私は私で、3時間という時間を充実的なものにさせるべく、数多くの質問を用意した。
しかし結果は、30分で質問のネタが尽き、2時間30分は互いにほぼ無言で飯を食い続けるという地獄と化した。
途中から、もうこの人のためにも途中で切り上げた方が良いのではと思ったし、何なら次のステップへ進まないためのムーブメントまでかますという大変失礼なことをしでかしてしまうほどには気が重い状態であった。
しかし、何故か次のステップへと進んでしまい、この日が2回目のOB訪問というわけである。
おそらくこのOBもノルマが足りていなかったのだろう。
OBとの待ち合わせ場所に到着したものの、正直、非常に気まずい。
前回あんな醜態を晒したのだ。
酒でも飲んでから向かったらまだマシなんじゃないか、と思いつつ、待ち合わせ場所に到着してしまう。
そして現れた社員の方。申し訳ないが、その人の顔そのものがトラウマになっている。
私の最大の武器、”作り笑顔”を作り、「先日はお世話になりました~」などと言ったところから、再び地獄が始まった。
今回、OB訪問にあたって全く質問など用意していない。
なぜなら、聞きたいことなどもう聞き尽くしたからだ。
いっそ開き直って、「OB訪問って何聞けばいいんですか?」と聞こうとすら思っていたくらいだ。
しかし、今回私のターンが回ってくることはなかった。
社員の方は、パワポのスライドを私に見せてくれた。
それは会社説明の資料だった。
説明中気になったことだが、非常に話し方が事務的なものであり、
まるで台本をそのまま読み上げているかのような印象を受けた。
これは本当にノルマ稼ぎだなと確信したが、こちらにも非があるので何とも言えなかった。
最後にOBから「なんか今のスライドで分かりづらいところとかありませんでした?」と聞かれたが、
「いや、ないですね。完全に理解しました。ありがとうございました。」などという、生産性の欠片もない会話を繰り広げた。
結局事務的に会社説明が行われ、そのまま解散となった。
当然のことながら、その後その社員から連絡が来ることも無かった。
私は私で、見込みがない後輩にまで時間を費やさなけばならないほどのノルマ主義の会社なのかなと思い、
社会の厳しさの片鱗を目にできたという点に限り良い経験となった。
-----2024年1月11日の私より-----
本当に最初の就活イベントですね。右も左も分からない状態で、よくOB訪問ができたと思います。
巡り合わせとは言え、大したもんです。この散々な結果も当然と言えば当然でしょう。
軽くこの経験がトラウマとなり就活に対するモチベーションは下がりますが、
徐々に経験値が増えることで自信をつけていきます。
そんな過程も是非お楽しみください。