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2018年4月24日 肉10kg食うまで帰れま10

この日の朝は、煮卵LINEにて『とっとこハム太郎』は『とっとこハムレット』なのではないかという仮説についての議論が展開されており、その過程の多くは全く意味不明であった。


ちなみに、ハムレットとはシェイクスピアの悲劇である。




この日の私は久々の就活だったのだが、非常にスピード感が求められる展開となった。


まずは、この日16時に締め切りのウェブテストを受験するために、市川のテストセンターに行かなければならない。


午前中行けばいいだろと思っていたら、既に予約満席だったので、14:15から15:35という超ギリギリの時間帯での予約となってしまった。


それが終わったら、鬼の速さで吉祥寺へと向かわねばならない。


ブチギレグルディスを通過した企業の2次面接のためだ。(2018年3月23日の回想日記を参照)


市川15:40発くらいの電車に乗らなければ遅刻なので、テストセンターでの試験を終えて5分しか時間がないギリギリの勝負。


以上が本日の就活スケジュールである。




午後からの移動に備え、心技体を集中させるため、午前中はストレッチとイメトレを重ねる。


市川駅の構内地図を頭に叩き込み、出発。


あいにくの雨であり、走るには最悪な天気だ。


市川駅に14:00到着。


徒歩2分と聞いていたのだが、ここで私の方向音痴が炸裂。


会場に到着したのは試験開始1分前の14:14だった。


迷いはするけど遅刻はしないのが私の強みである。




不正対策のためにテストセンターでの受験となっているのだろうが、これが本来の正しいウェブテストの受け方だろう。


あんなの誰も不正せずにやっていないと思う。


おそらく、どんな手を使ってでも得点しろという企業からのメッセージなのだと解釈している。


今回テストセンターでの受験を義務付けてきたのは塾業界の企業なので、就活生本人の能力を見たいのだろう。


まあ私はこの時期、もはや問題を見れば答えが分かる領域にまで到達していたので、正直余裕だったし、自分の本当の能力は計れていなかったと思う。


まあこれは日本の就活システムの問題であって、私の問題ではない。




その後、雨中を必死で駆けながら電車に飛び乗り吉祥寺へ。


すぐに2次面接の会場へと足を運ぶ。


この前のグルディスメンバーと対面しないか凄く不安だったが、誰とも遭遇しなかったので、みんな落ちたのだろう。


この日の面接官は、超絶低姿勢で優しい若手人事だったので、何の緊張もせずにペラペラ話せた。


圧倒的な勝利を確信して会社を後にした。




緊張から解放されると、なんとなく煮卵メンバーに会いたくなったので、夕飯を共にできる人を募集。


池田のみ反応してくれたので、秋葉原でしゃぶしゃぶを食べることに。


『肉10㎏食うまで帰れま10』と題して、1人5㎏の肉を食べる企画となった。


池田と合流し、しゃぶしゃぶ温野菜へ。




本日の面接の話や、池田が行っていた研究の話で盛り上がった。


ビニールハウス内の気象データ(温度とか湿度とか日射量とか)を3ヶ月分くらい1秒ごとのデータとして取ったやつを、1日の平均値とかにまとめ直してグラフにしたり、育ててるトマトのデータを取って入力して、統計にかけて分析したりしていたらしい。


ちなみにこの話題については煮卵LINEでも文字ベースで同時中継されていたのだが、山中が池田の研究内容について、


「役に立たない。トマト祭りに参加した方がマシ」


などと発言したことでバトルとなった。


特に大きな影響は無かった。


どちらかというと、しゃぶしゃぶを2人で2kgは食っただろという時に、バイト先からシフトが入っている旨の連絡が来たことのほうが心理的な影響が大きかった。


だがしかし、以前にこの日は入れないことを塾長に絶対伝えていたことを思い出したので、全く焦ることなくデザートを食べた。




結局10㎏の肉を食わないまま帰宅。


企画より、如何に美味しく食べるかでしょ、という開き直りっぷり。


これが煮卵である。




-----2024年4月24日の私より-----


この前池田と焼肉を食べに行きましたが、二人とも平均的な男性よりは食べるとはいえ量が減りましたね。


大人になってしまったという感じでしょうか。


まだ脂っこいものが食べられなくなったという感じではないので若くはありますが、学生時代のようにはいかないです。


かなしい。

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