2018年1月10日 企業に媚びたら負けだと思っている
2018年の記事でまだ就活にクローズアップしたものは無かったが、1月は就活オープン戦の真っ只中という時期であり、この日もインターンシップのエントリーシートの締め切り日だった。
何をするにも直前まで溜めこむ悪癖がある私は、この期に及んでエントリーシートを白紙の状態にしていた。
文章を書くのは楽しいのだが、それは何も考えずに書く場合に限る楽しさである。
あれこれと、嘘は書かないまでも誇張して自分を語る必要があるエントリーシートには苦手意識があった。
「あなたの最大の武器はなんですか?」という質問に、
ひとたび自分の世界に入れば長時間その時間を楽しめるほどの妄想力です。
と書くわけにはいかないのだ。
いや、書いても良いのかもしれないし、むしろそれが正解なのかもしれない。
しかし、この時の私にそんな余裕は無かった。
当然だ。去年、初めて提出したエントリーシートで、自信満々だったにも関わらず落選している。
とにかく、企業ウケの良いエントリーシートがどんなものか探る必要があったのだ。
この企業は、「小中高大学生時代それぞれの夢中になったもの」について質問してきた。
夢中になったもの。
正直に答えるとするならば、なんだったのだろう。
小学生時代は、親に隠れてアダルトサイト(おもしろフラッシュ倉庫経由)を閲覧することと、
親が突然部屋に侵入してきた際の×ボタン連打である。
中学生時代は、ニコ動だろう。
高校生時代もニコ動だった。私の中高時代のほとんどはニコ動で説明ができる。
そして大学生の今は…パワプロでペナントを永遠に回すことだろうか。
正直にこのようなことを書かず、小学生は受験勉強を、中学高校大学は野球を、と部活動に励んだ経験を記した。
企業に媚びたその先に幸せがあるのかとも思ったが、これがこの時の私にとっては正しい選択だったし、今でもそうすると思う。
選考に通過するためのエントリーシートの書き方、自分の経験の記し方というのは必ずある。
しかし就活序盤期のこの時から一貫していたのは、エントリーシートに嘘は書かないということだ。
誇張は良い。ただし嘘はその後の面接でバレるし、バレなかったとして後々の自分が苦しむことになることが容易に想像できるからだ。
後日、めでたくこのエントリーシートは通過していたので、ある種今回の選択は正解の1つだったのだろう。
とはいえ、まだ通過の経験が無かった私は、このエントリーシートの通過通知が来るまで、しばらく私は胃を痛めることとなるのだった。
-----2024年1月10日の私より-----
今となっては初々しい就活初期の私です。
なんとなく、企業に媚びている自分を客観視すると、すぐにでも社畜になりそうな自分の未来が想像できてしまって嫌でしたね。
そういった最初期のジレンマはきっとあるあるだと思います。
そのうち余裕が出てきて、本当の自分をさらけ出しつつ、うまく自分をアピールできるようになるものですが、
私がそのステップに辿り着くのはまだまだ数か月先の話です。




