2018年4月13日 ほぼ通過するESの書き方
この日は、前日の飲み会で終電を失った煮卵の池田が和田のアパートに泊まりに来た。
「布団なんて置いたら誰かが泊まりにくるだろ」という謎の理由で私の母が布団を実家に持って帰ってしまったため、池田は自動的に硬い床に寝ることとなる。
また、和田のアパートは非常に通気性が良く、夏は暑いし冬は寒い。
まだまだ夜は冷えるこの時期に床に直で寝るのは、相当の覚悟とリスクが生じるのである。
母が私の家から布団を持ち去った理由は、母が若干潔癖であることと、私の性事情について全く信頼をしていないという2つの理由があるのだが、特に後者の方は全くの誤解によるもので甚だ心外である。
そんな訳で、現時点で和田家には宿泊施設としては最低の環境にあった。
池田もさすがに参ったようだ。
布団も無ければ娯楽も無い和田家に池田が長居をするわけもなく、前回と同様、起床とともに近所のラーメン屋でつけ麺を食べて池田と別れた。
池田が去った後は、第一志望の会社のESの最終確認を行った。
この日が提出日だったので、できればギリギリまで検討を重ねたかったのである。
相当気合を入れて書いたので、渾身のものと言って良いだろう。
ES落ちだけは勘弁してくれと願いつつESを送信。
あとは任せたぞ人事の人。
これまで20回くらいESを書いたが、最初の5回目以降はESで落とされる気がしなかった。
私が意識していた点は3点だけ。
①結起承転結の形になっているか(設定字数によるけど)
②具体的な数字が盛り込まれているか
③結の部分でアピールし、それをどう活かそうと思っているかまで書いているか
③とか結構重要だと思う。
アピールしただけだとただの自慢話になってしまうため、どう活かせるのかまで言及する必要がある。
そこで具体的な希望職種とか言えるとすごいのかも。
②の具体的数字は一番心理的ハードルが高いと思う。
これは面接での自分の受け答えと矛盾が生じなければ、大まかにでっち上げても良いと思う。
正直、周囲の人のESを見ることもあったのだが、この①~③が書けていれば、出来栄えとしては上位40%には入る。
ちなみにこの数字もでっちあげだが、一気に信頼性が上がったように見えるから不思議なものである。
とはいえこの時期だと他の就活生のレベルも上がっているだろう。
万が一のES落ちに震えつつ就寝したのであった。
-----2024年4月13日の私より-----
今思い返しても、母が布団を持ち帰ってしまった理由が意味不明ですね。
この時期は頻繁に野球部の岡田も泊まりに来ていたので、割と大変でした。
煮卵の池田の家に宿泊する際にはエアマットを用意してくれるのですが、なぜか快眠できます。
あんなにバランス悪そうなのに。




