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91/110

91 悪さを放置させないよう互いに監視させていく牢獄社会を

 粗方片づけた仇敵達。

 残るは探索者だけとなる。



 さすがにこれは手こずる。

 生き残ってるとすれば、それなりのレベルになっている。

 これが迷宮の外にいれば良いが、中にいれば本来のレベルで動く強敵になる。



 迷宮の外にいても、何十年も生き残ってるならそれなりの財産も作り上げてる。

 家にもそれなりの警備体制を敷いている。

 単なる防犯というだけでなく、侵入者を撃破殲滅するほどに。

 そうしなければならない程治安が悪い世の中になってるのだ。



 また、探索者人生で培った人脈もある。

 政治家や官僚、その他の名士などと交流だけではない。

 現役の探索者でそれなりの強さを持つ者が後輩にいる事もある。

 これらが集まった場合、攻略が難しくなる。

 下手な軍隊よりよっぽど強力だからだ。



 もちろん、迷宮の中で朽ち果ててる場合もある。

 その場合は家族や子供などの血縁者を血祭りにあげる事になる。

 どうにかしたいが、どうにも出来ない。

 勝ち逃げ、死に逃げも良いところだ。

 仕方ないので家族や縁者などに代わってもらうしかない。

 人間のクズを放置していた責任というところだ。



 また、クズがクズとして生きて作り上げた何かの上に生きてるのだ。

 その土台ごと破壊し、その上で生きてきた罪を償ってもらわねばならない。



 連座制で処分していくしかない。

 でなければ、問題を起こしてる当事者以外が無責任になる。

 自分がやった事では無いと逃げる。

 そんな事許すつもりはトモヒロにはなかった。



 近くにいて影響を及ぼせる立場にいたのだ。

 それなのにたしなめる事も止める事もなかった。

 充分な罪である。

 特に親なら、教育や躾の放棄だ。



 また、この機会に相互監視状態を作り上げていく。

 悪さをしたら本人だけでなく周囲にいる者達も処分されていくのだ。

 周囲の人間が確実に動く。

 そうして面倒な問題を発生させないようにしていく。



 こうでもしなければ人間は動かない。

 自分に被害が及ぶから人は動くのだ。

 そうではない者も確かにいるが、それは例外と言うべき小数でしかない。

 そして、小数は基準にならない。

 何の影響も無いほど少ない人数だからだ。

 いわゆる善人と言うべき者達だ。



 この善人以外を動かす方法は一つ。

 脅して恐怖をおぼえさせる以外にない。

 でなければ動かない人間がほとんどだ。



 恐怖に怯えたくないなら、行動するしか無い。

 行動してれば脅されずに済む。

 しかも、悪いことをやるわけではないのだ。

 動かない理由は無い。



 かくて相互監視の状況を作り上げ、面倒を起こす者を排除させていく。

 トモヒロが動く必要もなくなる。

 そういった状態をトモヒロを作り上げていく。



 そうした者達によって、既に死んでる者達の血縁者などが血祭りにあげられていく。

 その報告と確認を楽しくしながら、それでも残る問題に対処していく。



 高レベルでまだ生き残ってる者達。

 それらを守るために集まった高レベル探索者達。

 これらの殲滅のために、トモヒロは更に兵力を拡大していく。

 効率よく処分するための作戦を考えながら。

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