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三文字の意味

全てが未定。思い付きで話が降ってきます。

時系列、構成、完全無視の文章ですので、そこはご了承の上読んでください。

ある朝、彼女は炬燵に入ってまだ寝ていた。

そばには彼女の飼っている猫が顔を舐めていたがまだ起きる様子がない。

いきなり着信音が鳴り響いた。携帯電話は彼女の手の中にあった。

それでもまだ彼女は起きない。

ただ着信音だけが鳴り続け、切れてはまたと何度かかかって途切れた。

しばらく時間がたったころ、彼女の手の中にある携帯電話から通知音のような音がした。


炬燵の上には彼女が好きなカシスの瓶とコップ、薬の空瓶。空の薬のシートもいくつかあった。

昨夜、何が起きたのだろう。

昨日もいつもと変わらずバイトに行って仕事をしていたはずだ。

つい数日前にはある会社の面接に行き、一週間後にはその新しい会社で働く予定になっていたのに。


残されたメモは、誰あてでもなくただの覚書のようにしか見えないものだった。

メモに書かれていたのは、猫の性格やかかりつけの動物病院、餌の種類が指定されていた。

たったそれだけ・・・。


基本自転車通勤の彼はいつもその時間に電話をかけていた。

朝はたまに寝ているらしく繋がらない日もあった。

また寝てるのかな?。まぁ帰りにもかけるしいいか。

彼は彼女が電話に出ないことを特別不思議に思わずにそのまま会社に向かった。

会社について仕事を始めたころにメールが届いた。開いてみるとやっぱり彼女だ。

いつもの「寝てた。ごめんね」というメールだろうと思って見たのだが今日は違っていた。

「助けて」という文字が届いたのだ。

彼の眼に映った「助けて」の三文字が何を意味するのか。彼は解っていた。



あの夏に図書館で見た少女が今日に至るまで何があったのか。

少女には『きょうだい』がいた同じ両親で環境が同じであってもひとりずつ人生は違う。

なぜ彼女は昨夜この選択をしたのか。

本当のことは結局、彼女にしかわからないのかもしれない。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

追記:以前持っていたガラケーにはメールの送信時間を設定できるものが

   ありました。

   最近のスマホにもそんな機能がついているものがあるんでしょうか?

   なかったらこの話成立しないんだけどなぁ(笑)


次は何が降ってくるかお楽しみに・・・。


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