表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

(自称)清楚系少女

作者: haruki

「今日も快晴で、いい天気だな。こんな日は学校のサボりがいがあるってものだよ……」

「何ナチュラルにダメ人間の発言してんの。今日土曜日なんだけど」

「半ドンを知らないにわかめ……私が成敗してやろうか」

「平成生まれが何言ってんの? てか同い年だよ、あたし達」

「そうだったね、少女B」

「何であたし名もなき人間になってんの? そういう趣旨で行くの?」

「少女Bが居るなら……超絶可愛い天使な清楚系少女Aが居てもいいよね」

「……もしかしなくても自分の事言ってる? 自己評価高くない?」

「女の子は皆美少女だよ」

「物議をかもしそうな話題振るの止めてください」

「眼鏡もいいけど、パンチらも好きかな」

「顔面に向かって拳突こうとすんなっての!」

「そう言いながら付き合ってくれる少女Bの事好きだよ」

「あたしは友達選び間違えたなって思ってるよ」

「ちょっと、恋人なんてまだ早いよ。もっと段階を踏んで行かないと……まずはお互いの体の相性を確認しなきゃね」

「……彼氏できた?」

「唐突で露骨な話題転換だね、少女B。私ほら、清楚だから。清楚美少女は彼氏作らないよ」

「自分で言うんだね、清楚」

「美少女は否定しないんだ」

「……面倒くさそうだからね」

「少女Bも美少女だよ、私より」

「……突っ込まないからね」

「少女Bは女の子だよ?」

「この話の終着点何処? 終わり見えないんだけど」

「私が飽きたら止める。レッツトーク!」

「楽しそうだな……」

「飽きた、ステーキ食べに行こう」

「早いし唐突が過ぎる……」

 ステーキは美味しかった。


END

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 殆どが会話の文章だけで成り立っていて特徴的。 短い話でありながら、二人の登場人物のキャラが差別化されており、とてもキャラ像を捉えやすくて面白かった。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ