(自称)清楚系少女
「今日も快晴で、いい天気だな。こんな日は学校のサボりがいがあるってものだよ……」
「何ナチュラルにダメ人間の発言してんの。今日土曜日なんだけど」
「半ドンを知らないにわかめ……私が成敗してやろうか」
「平成生まれが何言ってんの? てか同い年だよ、あたし達」
「そうだったね、少女B」
「何であたし名もなき人間になってんの? そういう趣旨で行くの?」
「少女Bが居るなら……超絶可愛い天使な清楚系少女Aが居てもいいよね」
「……もしかしなくても自分の事言ってる? 自己評価高くない?」
「女の子は皆美少女だよ」
「物議をかもしそうな話題振るの止めてください」
「眼鏡もいいけど、パンチらも好きかな」
「顔面に向かって拳突こうとすんなっての!」
「そう言いながら付き合ってくれる少女Bの事好きだよ」
「あたしは友達選び間違えたなって思ってるよ」
「ちょっと、恋人なんてまだ早いよ。もっと段階を踏んで行かないと……まずはお互いの体の相性を確認しなきゃね」
「……彼氏できた?」
「唐突で露骨な話題転換だね、少女B。私ほら、清楚だから。清楚美少女は彼氏作らないよ」
「自分で言うんだね、清楚」
「美少女は否定しないんだ」
「……面倒くさそうだからね」
「少女Bも美少女だよ、私より」
「……突っ込まないからね」
「少女Bは女の子だよ?」
「この話の終着点何処? 終わり見えないんだけど」
「私が飽きたら止める。レッツトーク!」
「楽しそうだな……」
「飽きた、ステーキ食べに行こう」
「早いし唐突が過ぎる……」
ステーキは美味しかった。
END